tag:blogger.com,1999:blog-87890658820038394932024-03-19T04:16:23.704-07:00UTB Japan地球規模の社会問題に向けたソリューションYutaka Shikanohttp://www.blogger.com/profile/13370229179961326438noreply@blogger.comBlogger63125tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-34426041567925043942011-02-06T08:17:00.000-08:002011-02-06T09:08:01.275-08:00BMVSSのJaipur Clinicにて今回のインド訪問の最終目的地、Jaipurに来ました。ここには、<a href="http://www.jaipurfoot.org">BMVSS</a>のHeadquaterがあります。ここで1週間弱、MIT-kneeのアップデート、義肢装具のためのデザインショップ設置の話、そして<a href="http://dwplab.mit.edu">MITのD-lab</a>の授業の打ち合わせを行いました。<div><br /></div><div>まずは、MIT-kneeの打ち合わせ。BMVSSの創設者、D.R.Mehtaに会うなりいきなり「MIT-kneeはまだできないのか?」と突っ込まれてしまいました。彼らはStanford-kneeを既にJaipurでは配り始めており、MITからの早く実用に堪えうる試作品がほしいと言われました。現状では、テスト段階ではあるものの、New Delhiでの打ち合わせのときにいろいろな改善すべき点があったので、また再設計が必要となりました。今年の夏までにはちゃんとしたものを作りたいです。。</div><div><br /></div><div><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5422043408/" title="IMG_4401 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5297/5422043408_410c3f4632_m.jpg" width="240" height="180" alt="IMG_4401" /></a><br /></div><div>D.R.Mehta自らクリニックを案内してもらった。そのあとマックのVegiバーガーを一緒にたべました。</div><div><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5391979958/" title="IMG_3909 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5097/5391979958_968e0481a0_m.jpg" width="180" height="240" alt="IMG_3909" /></a><br /></div><div>MIT-knee。New DelhiではExo-kneeとよばれている。一方でJaipurでは、Stanford-kneeとのツートップとして期待されていて、MIT-kneeとよばれている。正式名称はどうなるんでしょうかね。</div><div><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5421450511/" title="IMG_4445 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5051/5421450511_a846e22f2a_m.jpg" width="240" height="180" alt="IMG_4445" /></a><br />Stanford Knee<br /></div><div><br /></div><div>そして、義肢装具のためのデザインショップ設置の話。これはFablabのようなものをイメージしていたのですが、先方はモックや初期のプロトタイプよりももう少し製品に近いものを作るための加工機をイメージしていたので、Fablabでできあがるものに対して、少し不満をもっていました。おそらく、金属加工ができない点やCNCがない点など、いまの彼らの義足を作るためにアウトソーシングしているものたちを自分たちでもできるようにしたい様子。それも大事ですが、初期のプロトタイプから自分たちで作り上げる環境とMITと同じ環境を持つことのの重要さを強調し、なんとか折り合いをつける努力をしています。まだまだ落としどころがみえませんが、今後の動向が楽しみです。</div><div><br /></div><div>最後にD-labの授業の打ち合わせ。今年も春学期にD−labの授業の一つとして、義肢装具技術の授業、<a href="https://stellar.mit.edu/S/course/SP/sp11/SP.733/">Developing World Prosthetics(DWP)</a>がはじまります。そこで学生に与えるプロジェクトの打ち合わせや、学生にJaipurfootを紹介するビデオを撮影しました。</div><div><br /></div><div>以下に授業ですでに使った、あるいはこれから使うムービーをいくつか紹介します。</div><div><br /><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/9pEY92mWhi0" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></div><div>Dr. Pooja SandeepanによるJaipurfootの紹介<br /><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/yqqdqJI3e-4" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></div><div>Mr. Sanjeev Kumar</div><div><br /></div><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/73Bos1nYQgU" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />Dr. Poojaによる患者の紹介。<br /><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/HXD-V2QUgig" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />HDPE(High Density PolyEthylene)のソケットづくり。バキュームをつかわず、手作業で成形している。<br /><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/NcMI1qAYC1s" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />歩行のリハビリ。<br /><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/LLxoHrGv4Vg" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />Jaipurfoot工房。<br /><br /><br /><br />さて、今年はどんなプロジェクトをしようか悩みどころです。。。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-53373378875540134282011-02-05T04:36:00.000-08:002011-02-06T09:16:59.106-08:00インドの農村部の希望 Vigyan AshramPuneのワークショップが終わった次の日、同じトラックを担当したVinayakにつれられて<a href="http://www.vigyanashram.com/">Vigya Ashram</a>という教育期間に行きました。ここのFablabには以前三好大助が訪れ、youtubeでその映像を公開してくれました。しかし、ぼくにとっての驚きは、FablabだけではなくVigyan Ashramという組織そのものでした。<br /><br /><iframe title="YouTube video player" width="280" height="190" src="http://www.youtube.com/embed/0lmKdIJ3zJY" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br />三好大助君がアップしたムービー。Vinayakも登場。<br /><br />Vigyan AshramはPabalというPuneから2時間ほど車で北東に向かった村であり、主に農業を営む家族の子供を対象に2年間のプログラムで教育を行っているところです。ディレクターのYogesh氏に話を伺ったところ、 ここはただの農業を学ぶ場だけではなく、イギリスなどの企業とも連携していて、ここで学んだ若者たちがインターンを海外で行うこともできたり、そのまま就職することもあるそうです。しかし、現時点ではここで学んだ若者たちは賃金の低い労働者としてしかとらえてもらうことができないため、自分たちでテクノロジーを生み出すことのできるアントレプレナーを生み出したいという野望を持っていました。そこで、行われているのが適正技術開発でした。貯水のためのビニールシート、安価なポリハウス、ソーラクッカー、新聞紙をつかったレンガなど、<a href="http://www.ideorg.org/">IDE</a>や<a href="http://d-lab.mit.edu/">MITのD-lab</a>でも行われているような技術開発が現地で、しかも現地の人の手によって行われているのです。そして、それらの技術は彼らの生活の一部になっているものもありました。貯水のためのビニールシートは犬や猫が溺れるために、動物のいやがる超音波を発生するデバイスをVigyan AshramのFablabで開発中とのことでした。<br /><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414823121/" title="IMG_4255 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5215/5414823121_38dd19e186.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4255" /></a><br />巨大なビニールシートをつかった貯水池。夏に水を求めた犬や猫が溺れて死んでしまうのが問題らしい。<br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414825795/" title="IMG_4258 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5298/5414825795_0e65a50004.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4258" /></a><br />安価なポリハウス。農作物の育て方のノウハウも蓄積されている。<br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414845821/" title="IMG_4277 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm5.static.flickr.com/4150/5414845821_ac4ebcb4e6.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4277" /></a><br />そしてFablab。レーザーカッターでなにか切り出していた。<br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414862303/" title="IMG_4292 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5215/5414862303_c54fd35b5a.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4292" /></a><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414861427/" title="IMG_4291 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5134/5414861427_0420fef900.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4291" /></a><br />ソーラークッカーを実際につかって、チャパッティ(なんの小さい版みたいなもの)を焼いていました<div><br /></div><div><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/K9WnDwXpxk8" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></div><div>ソーラークッカーの威力。薄っぺらな紙であればすぐに火がつく。ちなみにいまは冬です。</div><div><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5415478362/" title="IMG_4301 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm5.static.flickr.com/4082/5415478362_8fc050e28a.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4301" /></a><br />一酸化中毒を防ぐために、煙を家の外に出すことができるかまど。</div><div><br /></div><div><br /></div>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-27212014448516344762011-02-05T04:07:00.000-08:002011-02-06T08:08:42.448-08:00Design Innovation Workshop in PuneプネにあるCollage of Engineering Pune(COEP)という工学系の大学にて、MITメディアラボとCOEP共催で<a href="http://india.media.mit.edu/workshops/coep2011/index.html">Design Innovationという名のワークショップ</a>が行われました。このようなワークショップは以前にも台湾や韓国で学生主導で行われており、インドでもこのようなワークショップを行おうとしているときに、 COEPが名乗りをあげました。COEPではIITに続いて有名な大学らしく、Media labの<a href="http://www.media.mit.edu/people/raskar">Ramesh Raskar</a>がこの大学出身だそうです。<br /><br />今回のワークショップでは合計10人のメディアラボのメンバーが参加しました。120人の枠に対して、800人以上のアプリケーションが届き、選考するだけでも一苦労でした。5日間の短期ワークショップでは、初日のデザインワークショップから始まり、Arduino, Android, <a href="http://fab.cba.mit.edu/about/faq/">Fablab</a>, Matlabなどのチュートリアルを各学生が担当しました。デザインワークショップでは、スケッチを用いたディスカッションの手法を学び(この手法は<a href="http://courses.csail.mit.edu/iap/6.089/">このクラス</a>のマテリアルを参考にしました。)、その後バスステーションへフィールドトリップに行きました。そこで、学生たちが問題点をみつけ、それに対するソリューションを提案するところまでが、初日にタスクでした。<div><br /></div><div><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5391430873/" title="IMG_3980 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5017/5391430873_e5d83c4d0d_m.jpg" width="240" height="180" alt="IMG_3980" /></a><br />バスステーションへのフィールドトリップ<br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5392039114/" title="IMG_3988 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5011/5392039114_535bd8c054.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_3988" /></a><br />各チームによるプレゼン。現地に住んでいる彼らでさえ、クラクションをならしすぎるのは問題と思っている様子。一方で排気ガスによる環境汚染への問題意識はあまりない様子。<br /><br /></div><div><br /><div>チュートリアルセッションでは、COEPのFablabスタッフであるSandip教授と<a href="http://www.vigyanashram.com/">Vigyan Ashram</a>のFablabスタッフのVinayakと一緒にCOEPにあるFablabのModela, Shopbot, Lasor cutterといった加工機のの使い方を一通り教えました。<br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5392101260/" title="IMG_4064 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5132/5392101260_633ce24bca.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4064" /></a><br />COEPのFablab<div><br /><br />そして、その後の3日間では参加学生の興味別に<a href="http://india.media.mit.edu/workshops/coep2011/tracks.html">4つのトラック</a>にわかれ、トラックのテーマにそって、プロジェクトを行いました。ぼくの担当するトラックは「Living with Machine」。このトラックでは、人間の機能向上を目指す<a href="http://h20.media.mit.edu/about.html">H2.0</a>のコンセプトに基づき、Fablabの施設をつかっていろいろテクノロジーのプロトタイプを制作しました。トラックの初日にぼくが紹介した事例が障がい者を対象にしたものが多かったためか、参加者も車いすや盲目の方のためのつえ、義手など、人間の失われた機能を補うためのテクノロジーが多かったです。チームごとにアイデアを考え、初日で学んだスケッチをつかったブレインストーミングやディスカッション方法、Fablabを駆使して、様々なプロトタイプが仕上がりました。<br /><br />そして最終日には1000人以上のゲストを迎え、Exhibitionが行われました。ホールはあっというまに人に埋め尽くされて、他のトラックの発表をすべてみることはできませんでした。</div><div><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414771951/" title="IMG_4208 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm5.static.flickr.com/4075/5414771951_375ccc2109.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4208" /></a><br />ものすごい数のゲスト<br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414709613/" title="IMG_4144 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm5.static.flickr.com/4154/5414709613_cdb3b4c0b6.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_4144" /></a><br />点字のタイプライター。二つのパンチと紙を送るステッパーモータをつかった安価な仕上がり。</div><div><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5414751553/" title="IMG_4187 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm5.static.flickr.com/4143/5414751553_6b823584ae.jpg" width="187" height="250" alt="IMG_4187" /></a><br />持ち運びが可能ないす。これにGPS、加速時計、Arduinoをつけて消費カロリーを計算し、座るか否かを提案してくれるらしい。</div><div><br /></div><div><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/ZirrzMUblTA" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br /></div><div>Navigation Shoeのexhibition。Google map, GPSによって、くつの中に仕込んだバイブレーションモータが方向を教えてくれる盲目の方への技術。プロトタイプではLEDを仕様。</div><div><br /><iframe title="YouTube video player" width="250" height="187" src="http://www.youtube.com/embed/DmRXKOaBxcM" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><br /></div><div>Wheelchairのexhibition。首の動きによって車いすを動かす機能。プロトタイプではマウスをハックし、センサとして使っていた。</div><div><br />今回、Fablabを使ったワークショップをしかもオーガナイザとして初めて経験することができ、本当に学びの多い機会となりました。Fablabはそれこそほぼすべてのプロトタイプをしかも素早く作ることができる環境です。Fablabの装置は扱うのが簡単で、しかも危険性もそれほど高くないため、短期間で使い方を習得することはできます。しかし、装置を使うことができるからといって、Fablabでのものづくりのスキルの習得としては、不十分だと感じました。そのほかにも、 自分たちのアイデアを短時間で、身のまわりにある材料のみをつかって、なるべく完成度の高いプロトタイプをつくるプロセスが重要になります。実際にMedia labでなにかものを作るときには、<a href="http://www.mcmaster.com/">Mcmaster</a>や<a href="http://www.digikey.com/">Digikey</a>などを使って、ある程度のものがすぐに手に入る環境があるのに対し、Puneでは限られたものしか手に入りませんでした。それでも、今回のワークショップでは自分たちのコンセプトをFeasibleなプロトタイプアイデアまで落とし込み、機能的なプロトタイプを作る必要がありました。このプロセスを何回も繰り返し、問題点を取り除いていくことによってアイデアやプロトタイプに説得力が増し、イノベーティブなプロダクトが生まれるのです。ぼくにはPuneで手に入るものがどんなものなのか知らなかったし、そもそもCOEPのFablabにどんなものがどこに保管されているかも十分には理解していませんでした。ほかのスタッフは、加工機の使い方はもちろん、使いたいものがどこにあるかも知っていたので、プロトタイピングのプロセスが非常にスムーズでした。Fablabはその環境自体に注目が集まりがちですが、そのコアとなるコンセプトは、こういった地域に応じたものづくりと世界のFablabとのつながりが機能してこそ、可能性が広がるのだと感じました。<br /><br />現在JaipurにFablabのような義足を作るための環境を構築しようと画策しています。Fablabはすばらしいものづくり環境でありますが、しかし一方で、自由度は低く、テストに耐えうる義足をつくることは難しいと思うのです。Fablab創設者の<a href="http://ng.cba.mit.edu/">Neil Gershenfeld</a>からは他のFablabとコンパチブルになるように気をつけろといわれている一方で、<a href="http://www.jaipurfoot.org/">Jaipurfootの創設者D.R.Mehta</a>からはLasor cutterとかよりもCNCのほうが使えるというようなこともいわれています。おそらく作る対象のプロトタイプのレベルが食い違っているので、これをどうやって落とし込むか悩ましいところです。<br /></div></div></div>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-83552581606507188812011-01-20T22:41:00.000-08:002011-01-21T21:22:14.317-08:00BMVSSのfitting camp遠藤です。<div>現在<a href="http://www.jaipurfoot.org/">BMVSS</a>のNew Delhiのクリニックにいます。</div><div><br /><div>今回のインドの訪問では、はじめてfitting campに参加することになりました。BMVSSはインドに16個のクリニックがあり、そこに毎日数百にもの患者が訪れます。一方で足に障害を抱える人の多くは田舎の地域に住んでいるので、都市部にあるクリニックにくることが難しいのです。そのためにJaipurfootでは義肢や装具を作成する工作機械を田舎に持っていって出前クリニックを行うのです。それがfitting campと言われています。<br /><br />そうはいってもすべての工作機械を持ち出すことは無理なので、様々なサイズのJaipurfootや装具の部品をあらかじめクリニックで作っておき、現地では患者の体にあわせて組み立てる作業が中心となっています。<br /><br />今回のfitting campはNew Delhiから1時間ほど車で北上したDelhiとPUの州境にある場所で行われれました。fitting campは2日行われましたが、200人ほどの患者が義肢や装具を作ってもらっていました。<br /><br />患者の半分以上は脊椎損傷や脳性麻痺で、足が動かないか異常に動いてしまうために装具をつけて安定させるリハビリを行っていました。こういった症状の患者は継続的なリハビリが必要となるため、2日間のcampだけではフォローアップができないとのことです。この問題は装具だけではなく、義足もJaipurfootは1年程度で壊れてしまうので、継続的なメンテナンスが必要となるのです。campで人を救うことはすばらしい活動ですが、次から次へと課題が増えるので悩みはつきないそうです。<br /></div></div><div><br /></div><div><br /></div><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5372061016/" title="IMG_3738 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5282/5372061016_d368f75a98.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_3738" /></a><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5371481057/" title="IMG_3759 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5167/5371481057_13c0f60813.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_3759" /></a><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5371482413/" title="IMG_3760 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5001/5371482413_e8d2596d61.jpg" width="250" height="187" alt="IMG_3760" /></a><br /><br />fitting campではプーリと呼ばれるナンをあげたようなものと、カレーが患者に配られていました。技術者やぼくもいっしょになって食べました。おいしかったです。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-44591904735992673442010-12-14T16:04:00.000-08:002010-12-14T16:06:49.452-08:00See-D Innovation Challenge Kick-off eventUTBにも名前を連ねている陸が委員長を務めるSee-Dコンテストの第二部が始まります。<br />アイデアを持っている方、アイデアを探している方、傍観者、見学者どなたでも楽しめるイベントになっているのでぜひいらしてください。<br /><h3 class="post-title entry-title">[告知] 途上国が抱える課題をものづくりで解決するビジネスプランコンテスト </h3> <div class="post-header"> </div> <div class="post-body entry-content"> ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■<b><br />【アクションのきっかけを探してみませんか?】<br />★途上国が抱える課題をものづくりで解決するビジネスプランコンテスト<br />~See-D Innovation Challenge~ Kick-off event開催!<br />------------------------------------------------------------------<br />2010年12月18日(土) 11:00~15:30</b><br />■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■<br /><br />米国NPO コペルニク(<a href="http://www.thekopernik.jp/">http://www.thekopernik.jp/</a>)は、途上国の生活者が抱える課題をものづくりで解決するビジネスコンテストSee-D contest : Innovation Challenge(<a href="http://see-d.jp/seediw.html">http://see-d.jp/seediw.html</a>)を開催します。<br /><br />このコンテストでは、ものづくり/ビジネスのアイデアを持つ人、その実現をサポートしたい人が集まり、自由に意見交換をすることからKick-offします。<br /><br />本イベントでは、まず、先にSee-D contestの主催で行った東ティモールスタディツアー参加者と、既に途上国で先進的な取り組みを進められている日本ポリグルの小田会長との対話を通して、<br /> ・ 途上国の人々はどんな生活をして、どんな課題を抱えているのか?<br /> ・ その課題を解決するには、どんなものづくりをすればいいのか?<br /> ・ それを現地に普及させるには、どんな仕組みが必要で、何がポイントになるのか?<br />をみなさんに共有します。<br /><br />そして参加者同士が自由に交流し、お互いにできることを見つけていけるための場を準備しています。<br /><br />世界を変えるタネ(SeeD)を一緒に育てませんか?<br />ご参加をお待ちしています。<br /><br />------------------------------------------------------------------<br /><br />★イベント概要★<br />【日時】12月18日(土) 11:00〜15:30 (10:30開場)<br />【場所】ビアヴァーナ<br /> <a href="http://www.biervana.com/">http://www.biervana.com/</a><br /> 住所 千代田区永田町2-13-10 プルデンシャルタワー 1F<br /> TEL 03-3502-6500<br />【参加費】社会人: 2,000円、学生: 1,000円 (飲料・軽食込)<br />【申込方法】申込フォーム:<a href="http://ow.ly/3mCNt">http://ow.ly/3mCNt</a><br /><br />【対象者】<br /><br />・途上国の社会課題解決に向けた技術を使ったアイデアをお持ちの方<br /> ※募集要項等の詳細は(<a href="http://see-d.jp/seediw.html">http://see-d.jp/seediw.html</a>)を参照ください。<br /><br />・アイデアを持っているがそのアイデアを事業家に受け渡して実現して欲しいと思っている方<br /><br />・途上国の課題解決に向けて、何か自分のスキルを発揮してみたい方<br /><br />・途上国の課題解決に向けて、自分にできることを見つけたい方<br /><br />------------------------------------------------------------------<br /><br />【タイムスケジュール】<br />●11:00 - 11:40 説明会:<br /><br />See-D Innovation Challenge のコンセプト、募集要項、応募方法、賞・審査基準、サポート内容等を説明します。<br /><br />●11:40 - 12:40 座談会 ”途上国の生活者が求めるものづくりとビジネスとは”:<br />東ティモールの人々の生活と課題、それを解決する技術・実現方法について、現地スタディツアー経験者と、ビジネス構築経験者(日本ポリグル 小田会長)との対話を通して、共有・議論して頂きます。<br /><br />- ご歓談 -<br /><br />●自由交流セッション<br />13:10 - 14:10 プレゼンテーションセッション:<br />アイデアを持つ参加者は、3分間程度のプレゼンテーションを行うことができます。<br />自由な意見交換を通して、インスピレーションを高めてください。<br /><br />14:10 - 15:10 ネットワーキングセッション:<br />プレゼンテーションや掲示されているエントリーシートを参考に、参加者同士で自由に意見交換をします。<br /><br />■■■■■<br /><br />★ See-D Innovation Challengeとは・・・<br />---------------------------------------------------------------<br />See-D Innovation Challenge(<a href="http://see-d.jp/seediw.html">http://see-d.jp/seediw.html</a>)は、途上国の生活者が抱える課題を、日本の技術力が生み出す製品・事業によって解決することを目的として立ち上げられたものづくり+普及実現のコンテスト、See-D contestの第2部に当たります。<br /><br />See-D contestは以下のような3部構成となっており、今回はいよいよ製品を現地に普及させるプランをオープンに募集します。<br /><br />★ See-D contestの全体像<br />---------------------------------------------------------------<br />● 第 1部 See-D Innovation Workshop<br />「人間中心」デザイン手法を利用したニーズ特定と製品アイデア創出10月23日に実施された成果発表会の様子はこちら<br />(<a href="http://see-d.jp/seediw-part1.html">http://see-d.jp/seediw-part1.html</a>)<br /><br />● 第2部 See-D Innovation Challenge<br />製品とそれを普及させるためのアイデアプランコンテスト<br />※ 第1部の参加是非に関わらないオープンなコンテストです。<br /><br />● 第3部 See-D Incubation<br />See-D Innovation Challengeの優秀チーム案の実現サポート<br /><br />★ See-D Innovation Challengeの概要<br />---------------------------------------------------------------<br />この第2部 See-D Innovation Challengeは2段階審査方式になっており、応募チームは「ビジネス」・「DIY(製造方法の提供)」2部門の好きなほうにプランを提出(1次審 査)し、その後メンターとの対話を通じて普及プランをブラッシュアップ、最終審査に臨みます。<br /><br />※ 募集要項等の詳細は、Webページ(<a href="http://see-d.jp/seediw.html">http://see-d.jp/seediw.html</a>)を参照ください。<br /><br />■■■以上、みなさまのご参加をお待ちしております!■■■ </div>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-53263020114066784462010-12-13T19:31:00.000-08:002010-12-13T22:20:49.994-08:00How to make (almost) anything最終発表会遠藤です。<div>今日、<a href="http://fab.cba.mit.edu/">FabLa</a>bで有名な<a href="http://ng.cba.mit.edu/">Neil Gershenfeld</a>教授が教える授業、<a href="http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/">How to make (almost) anything</a>の最終発表会がありました。</div><div><br /></div><div><a href="http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/">How to to make (almost) anything</a>とは、その名の通りあらゆものを作るために、Media labのマシンショプの中の機械や加工機をの使い方を学び、最終的にはじぶんの好きなものを実際に作る授業です。</div><div><br /></div><div>ぼくが個人的に気に入ったものをいくつか紹介します。</div><div><br /></div>まずは<a href="http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/people/matt.blackshaw/final.html">Matt Blackshaw</a>のCube。一見ただの木箱ですが、光ります。個人的にLEDの光をうまくつかった作品が好きで自分でも何個か作品を作ったことがありますが、木の板の表面が光るという感覚がいままでになかったので、非常に新鮮でした。光がきれいに見えるように、LEDが配置されている部分をドリルで薄くしてあります。<br /><br /><object type="application/x-shockwave-flash" width="400" height="300" data="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377" classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000"> <param name="flashvars" value="intl_lang=en-us&photo_secret=6b3fac437c&photo_id=5259156439"> <param name="movie" value="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377"> <param name="bgcolor" value="#000000"> <param name="allowFullScreen" value="true"><embed type="application/x-shockwave-flash" src="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377" bgcolor="#000000" allowfullscreen="true" flashvars="intl_lang=en-us&photo_secret=6b3fac437c&photo_id=5259156439" height="300" width="400"></embed></object><div><br /></div><div><br /></div><div><br /><br /></div><div>つぎにぼくが作った<a href="http://dwplab.mit.edu/">途上国向けの義肢装具プロジェクト</a>で一緒に授業を来年から教える<a href="http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/people/david.sengeh/Final%20Project/final.html">David Sengeh</a>のSoil Battery. Soil-based Microbial Fuel Cellと同じ原理のものをhands-onで作って実験をしたといっていました。彼はmedia labに唯一のアフリカ出身(シエラレオネ)の学生です。</div><div><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5259768960/" title="IMG_3327 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5124/5259768960_aed19807f8.jpg" width="240" height="180" alt="IMG_3327" /></a><br /><br /><br />今回非常にきれいに仕上げたなーと感心してしまった作品が<a href="http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/people/adam.setapen/finalProject/">Adam Setapan</a>の電子チェロ。</div><div><br /><object type="application/x-shockwave-flash" width="400" height="300" data="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377" classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000"> <param name="flashvars" value="intl_lang=en-us&photo_secret=d30fca1fe4&photo_id=5259759306"> <param name="movie" value="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377"> <param name="bgcolor" value="#000000"> <param name="allowFullScreen" value="true"><embed type="application/x-shockwave-flash" src="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377" bgcolor="#000000" allowfullscreen="true" flashvars="intl_lang=en-us&photo_secret=d30fca1fe4&photo_id=5259759306" height="300" width="400"></embed></object></div><br /><br />彼のwebsiteを見てもわかる通り、細部まできれいに仕上げており、見せることをしっかり考えて設計しているという印象でした。本体からのぞく携帯の画面もいい感じです。まだ完成はしていないらしく、弓の部分に加速度系がついていて、音のエフェクトをコントロールするのにつかったり、磁石のピックアップもまだつけていないらしい(いまはピエゾだけで音を拾っている)ので、今後の広がりも期待できそうです。<br /><br />そして忘れてはいけないのが<a href="http://fablabjapan.org/">FablabJapan</a>の<a href="http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/people/hiro.tanaka/pages/page_14.html">田中浩也先生</a>。<br /><br /><object type="application/x-shockwave-flash" width="400" height="300" data="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377" classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000"> <param name="flashvars" value="intl_lang=en-us&photo_secret=3c4cfb9983&photo_id=5259152433"> <param name="movie" value="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377"> <param name="bgcolor" value="#000000"> <param name="allowFullScreen" value="true"><embed type="application/x-shockwave-flash" src="http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=71377" bgcolor="#000000" allowfullscreen="true" flashvars="intl_lang=en-us&photo_secret=3c4cfb9983&photo_id=5259152433" height="300" width="400"></embed></object><br /><br /><a href="http://www.flickr.com/photos/kenendo/5259768832/" title="IMG_3326 by kene@mit.edu, on Flickr"><img src="http://farm6.static.flickr.com/5001/5259768832_dcba210a09_m.jpg" width="240" height="180" alt="IMG_3326" /></a><br /><br /><div>実はこの前日に電話があり、ウォータージェットを手伝ってほしいといわれて見に行くと、疲れきった田中先生が「数時間前にやっとうごいたんだよー」といってこのFabturtleを見せてくださいました。全方位に動く亀ロボット(?)をつかって紙の上を動かせて絵を描かせるというようなデモをされていました。これを使えばどんなに大きな絵も紙に書くことができるし、ドリルやカッターを装着させれば、描くだけでなく、紙や段ボールをきったり穴をあけたりすることもできるようになるとか。</div><div><br /></div><div><br /></div><div>最後に田中先生にインタビューをしました。3日間寝ていないらしく、若干しどろもどろですが、その顔からは達成感と満足感が伝わってきました。本当におつかれさまでした。</div><div><br /><iframe width="425" height="344" src="http://www.youtube.com/embed/WDxOwUQPG2k?fs=1" frameborder="0"></iframe><br /><br /></div>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-52272731295944290322010-12-10T19:58:00.000-08:002010-12-10T22:04:54.927-08:00The Boston Pledge Annual Conferene遠藤です。<div>先日Tuft Universityで行われた<a href="http://www.thebostonpledge.org/newsite/">The Boston Pledge</a>のAnnual Conferenceに参加してきました。The Boston Pledgeとはボストン界隈の自主的な社会活動を支援するインキュベータ。Entrepreneurship Springboard ProgramやRural Enterprise Developmentといったイニシアティブがあるようですが、今回参加イベントは年に一回行われる決起会(?)のようなイベントでした。</div><div><br /></div><div>このイベントの情報は国際開発系のメーリングリストに流れてたものです。以前<a href="http://fletcher.tufts.edu/hitachi/events/2010/roundtable/schedule.shtml">Tuftで行われたイベント</a>の時にお会いしたGosh先生が、実はこのThe Boston Pledgeのfounderということを初めて知りました。Gosh先生は以前マキンゼーでパートナーをされていた方で、現在はTuftで教鞭をとっており、またD-labの学生がお世話になっている<a href="http://legatum.mit.edu/ParthaGhosh">MITのLegatum Centerでもメンター</a>をされている方です。</div><div><br /></div><div><br /></div><div><object width="320" height="192"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/BZdpefhLy2k?fs=1&hl=en_US"><param name="allowFullScreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><embed src="http://www.youtube.com/v/BZdpefhLy2k?fs=1&hl=en_US" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="320" height="192"></embed></object></div><div><br /></div><div>"Pay it forward</div><div>Harnessing the Micro-movements in an Era of Economic Turbulence"</div><div>と題して始まったこのイベントは、Micro-mentoring, Micro-finance, Micro-ventureの3つのボトムアップアクションをMicro-movementと定義し、これらの分野で活躍するローカルの人を結びつけることを目的としているそうです。</div><div><br /></div><div>今回忙しい中参加した一番の目的は<a href="http://www.un.org/millenniumgoals/">Millemium Development Goal</a>で有名なJeffrey Suchs教授に会えると思ったから。残念ながらSuchs教授はアフリカにいらっしゃるとのことでビデオでの出演でした。映像がYoutubeにアップされていました。</div><br /><object width="320" height="192"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/gIlUvAU9L8o?fs=1&hl=en_US"><param name="allowFullScreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><embed src="http://www.youtube.com/v/gIlUvAU9L8o?fs=1&hl=en_US" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="320" height="192"></embed></object><div><br /></div><div>Suchs教授の話は、MDGについて、<a href="http://www.unmillenniumproject.org/mv/mv_scaling.htm">Millenium Village</a>の進捗について、参加者へのメッセージがあっただけで、個人的にはあまり新しい話はありませんでした。</div><div><br /></div><div>Millenium Villageとは、KenyaのSauriやEthiopiaのKoraroのようなアフリカのいくつかの村をピックアップし、MDG達成ののために5年のスパンの中で、農業の技術支援や医療•教育機関などを提供して、村の住民が貧困層から抜け出させるためイニシアティブです。国際機関でありながら、従来の国際開発とは異なり、ボトムアップかつ現地の人主導の問題解決のアプローチを特色とし、このプロセスが他の地域でも適用できることも売りにしています。</div><div><br /></div><div>参加者へのメッセージの中には、「Millenium Villageに興味があれば連絡をくれ」というようなことをおっしゃっていましたが、本当に直接コンタクトをとって返事がくるのでしょうか。いい義足プロジェクトのアイデアがまとまったらメールでも送ってみようと思いました。</div><div><br /></div><div>ほかにもいろいろなスピーカーがいらっしゃいましたが、Jeffrey Suchs教授に会えなかったのが残念すぎて、あまり頭に残りませんでした。また、Harnessing the micro-movementsとあったのに、参加者のほとんどがTuftの学生というのが残念です。Gosh先生とも直接話す機会がちょっとだけありましたが、ぜひMITのD-labとのコラボが生まれるようなイベントができたらと思いました。</div>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-37066478359596154712010-12-02T08:25:00.000-08:002010-12-02T10:56:32.661-08:00「世界を変えるものつくり」(D-Lab@Keio)(第9回)慶應大学での授業も既に9回目を迎えました!<br />
(CAD演習、東大・新井先生のプレゼン講義、中間発表はblog更新しておりません・・・)<br />
<br />
履修生はそれぞれ決めたテーマを元に調査、アイデアのブラッシュアップを進めているところです。<br />
<br />
本日は、大きく<br />
・生活に関するテーマ:建築、住宅、交通、流通<br />
・インフラ、エネルギーに関するテーマ:ソーラーエネルギー、ランタン、燃料、ガス<br />
・その他:病気診断・予防、子供の労働と教育について<br />
などにわかれ自分たちのアイデアを掘り下げるためにディスカッションを行いました。<br />
<br />
学生は皆、自分たちが対象とする国、地域(ラオス、レソト、バングラディシュなど)について良く調べアイデアをより具体的、現実的なものにすべく準備を進めていました。<br />
<br />
ディスカッションの中で聞かれたものは、<br />
・大きなインフラを整備するとして、その国の政府主導でやるのか、海外資本、他国政府の力で行うのか。<br />
・ソーラーパネルを設置したとして、使い道は?どのように電力消費地まで運ぶのか?水処理などに用いるとして今よりも果たして効率的になるのか?<br />
・廃棄物からガスを生成するとして、どのように一般家庭に共有するか?コストはどれくらいで、それは家庭で支払えるものなのか?<br />
・病気の診断、治療だけでなく、いかに予防するか、早期発見して治すことができないか。<br />
・新たな医療システムを考えるとして、そこにはどんなリスクがあるか。<br />
・子供の労働時間を減らし、教育により専念できるような仕組みを考える上で、どのように経済的な問題を解決するか。それまで子供が担っていた分の仕事はどのように補うか。学校で働けるような仕組みを作るか、何か耕具などを生み出し子供の労働時間を減らすように取り組みか。<br />
<br />
など、学部1、2年生とは思えないような深い考えが出てきました。<br />
<br />
そして、口ぐちに聞かれたのは、「実際に、街、学校の仕組み、生活環境はどのようになっているのか。どのような病気が多いのか。どれくらい医療制度は不十分なのか。どれくらい子供が働いている場所と学校は離れているのか。”そのような現実を見るために、ぜひ実際に現地に運んでこの目で見てみたい”」というものでした。<br />
<br />
数か月前まで漠然と途上国に関心を持っていたか、ほとんど考えたこともなかったような学生達が、実際に何か一つ問題を選び、その解決のためにアイデアを考え、自ら現地について調べ掘り下げていく。そして、いかに自分の目で現地の様子を見ることが大切かということを知る。<br />
残り三回となった日本初の途上国向け適正技術の授業ですが、最後に学生からどのような発表が聞けるかが楽しみでなりません。Keihttp://www.blogger.com/profile/06529663598500172221noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-82187496734558177052010-11-03T15:35:00.000-07:002010-11-03T15:46:04.633-07:00FABLAB @ Tokyo Designers Weekすっかり広報活動に徹している鹿野です。今は秋の京都に向かっています(ちなみに今は名古屋)。<br />
<br />
さて、昨日が最終日であったTOKYO DESIGNERS WEEK。入り口から少し入ったところにあるコンテナーの一角に我々の姉妹プロジェクトとも言うべきFABLABが出展していたので、ちょっとだけ見てきました。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeBfw25TI/AAAAAAAAEGU/C-_NoaTt8kA/s1600/IMG_2136.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeBfw25TI/AAAAAAAAEGU/C-_NoaTt8kA/s320/IMG_2136.JPG" width="320" /></a></div>会場は、ナビスコカップ決勝にわく、国立競技場。<br />
そして、早慶戦の行われた神宮球場。そんな中、終了1時間前に会場に到着(ちょうど、早稲田の優勝パレードの列に巻き込まれてしまいました)。それでも、まだまだ熱気がこもる会場内でした。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeQOwliRI/AAAAAAAAEHU/8mPYDeYVyVE/s1600/IMG_2144.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeQOwliRI/AAAAAAAAEHU/8mPYDeYVyVE/s320/IMG_2144.JPG" width="320" /></a></div> そして、FabLabも大盛況。ワークショップで使われたコンセプトボードが掲げてあり、Ustreamで見るのと実際はやっぱり違うのだと感じました。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeDuG7XjI/AAAAAAAAEGc/Vlugj9g3lAQ/s1600/IMG_2137.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeDuG7XjI/AAAAAAAAEGc/Vlugj9g3lAQ/s320/IMG_2137.JPG" width="240" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://4.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeEmhA8WI/AAAAAAAAEGk/NJ9tesPARo8/s1600/IMG_2138.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://4.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TNHeEmhA8WI/AAAAAAAAEGk/NJ9tesPARo8/s320/IMG_2138.JPG" width="320" /></a></div>実は、この前に数分たって、周りの人の反応を聞いていると・・・<br />
「もの作りの新しい形だって・・・なんだろうねぇ・・・」<br />
とか<br />
「3Dプリンターをじっくり見たいけど、混んでるなぁ」<br />
とか<br />
「どこまで出来るのかな?」<br />
とまだまだこれからの発展過程を見守っていこうという反応が多かったのが印象です。これからも引き続き、見守っていただければ幸いです。そして、ゆくゆくはご参加ください(笑)<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"></div>Yutaka Shikanohttp://www.blogger.com/profile/13370229179961326438noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-67438590434786996512010-11-02T02:28:00.000-07:002010-11-08T21:46:07.856-08:00U to B な二人昨日、MIT Media Labにて グラミン銀行のIT部門でインターンをしている早稲田大学休学中の<a href="http://www.daisuke344.com/">三好君</a>とHarvardの日本人大学生である小林君、同志社女子大学から現在MIT Media Labにて研究をなさっている<a href="http://www.skunkworks.jp/genryu/991">上田先生</a>、<a href="http://web.media.mit.edu/%7Ekene/index.html">遠藤</a>、土谷、<a href="http://www.geocities.jp/shikano_yutaka/">私</a>でUTBの中の「U」と「B」それぞれに関してミーティングを行いしました。<br />
<br />
U担当は 小林君。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oCjv9fsI/AAAAAAAAEDU/xb4ZvIBanhM/s1600/IMG_2116.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oCjv9fsI/AAAAAAAAEDU/xb4ZvIBanhM/s320/IMG_2116.JPG" width="320" /></a></div><br />
自分で必死こいて考えてきたネタをプレゼンしていました。一年くらいじっくりと練っていたネタで、皆でどんどんと構想が膨らんでいき、皆、一様に大学の新しい姿とは何か?そもそも学びとは何か?といった基本的な問題にまで立ち返っての議論。<br />
<br />
新しい形を必死に熱弁する姿に心を思わず打たれてしまいました。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://4.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oDEuPobI/AAAAAAAAEDk/48-zFAxFvGQ/s1600/IMG_2118.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://4.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oDEuPobI/AAAAAAAAEDk/48-zFAxFvGQ/s320/IMG_2118.JPG" width="320" /></a></div>皆でわいわいとブレストしている感じで進むところが非常に良かったと思いますし、まずはその熱意を聞いた上田先生も熱弁を振るいます。かっこいいムービーまで即興で作ってもらいました。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oDuD1qQI/AAAAAAAAEDw/AUacRHMo7JY/s1600/IMG_2119.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oDuD1qQI/AAAAAAAAEDw/AUacRHMo7JY/s320/IMG_2119.JPG" width="320" /></a></div>そして、土谷も歴史的転換にあるという認識に関する持論を展開。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oEQMOzZI/AAAAAAAAEEA/KTbgppveJB0/s1600/IMG_2121.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oEQMOzZI/AAAAAAAAEEA/KTbgppveJB0/s320/IMG_2121.JPG" width="320" /></a></div>夕食を食べながら非常に有意義な会になりました。<br />
<br />
そして、次はB側。こちらは三好君の担当。<br />
自分の自己紹介ということも含めて、プレゼンをしてもらい、そもそものきっかけやこれから彼の目指しているものを皆で共有。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oHNBwj4I/AAAAAAAAEFI/ibOa7Hum7Q0/s1600/IMG_2130.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oHNBwj4I/AAAAAAAAEFI/ibOa7Hum7Q0/s320/IMG_2130.JPG" width="240" /></a></div>遠藤も、途上国開発の土着のビジネスに関して熱弁を振るいます。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oGQCfy9I/AAAAAAAAEE4/t711rIXPti8/s1600/IMG_2128.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://3.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TM-oGQCfy9I/AAAAAAAAEE4/t711rIXPti8/s320/IMG_2128.JPG" width="320" /></a></div>今日一日だけで大変濃い一日なりました。部屋はとても寒かったですが、議論は白熱していたのが特徴です。大変有意義な一日になりました。しかし、これからが本番。面白くするのはこれからです。<br />
<br />
当の私、鹿野は現在、ボストンローガン空港。本業で、京都に少しだけ滞在します。Yutaka Shikanohttp://www.blogger.com/profile/13370229179961326438noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-70709105898357893872010-10-31T22:38:00.000-07:002010-11-01T06:13:51.326-07:00新しい財団の形?先週の日曜日(10月24日)にCANPANプロジェクトをやられている町井さん、日本財団の菅さん、金子さん、香港中文大学で藤崎さん、スタンフォード大学に籍を移した陸(必死に中間試験の勉強をしていました)(ここまでは<a href="http://www.careerforum.net/event/bos/">ボストンキャリアフォーラム</a>関係でボストンにいらっしゃった方)、ボストン側からのFablabの田中先生、遠藤、土谷と私(鹿野)でMIT Media Labにて、Media Labの中の見学をしました。<br />
<br />
写真は、遠藤の所属するLabにて自身の研究している最先端の義足を説明している風景の一こまです。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://3.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TMYFZu7uF5I/AAAAAAAAD5A/qPI7vLEdtBc/s1600/IMG_2048.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://3.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TMYFZu7uF5I/AAAAAAAAD5A/qPI7vLEdtBc/s320/IMG_2048.JPG" width="320" /></a></div><br />
次の写真は、こちらは途上国向けに送っている義足の説明をしているところです。<br />
皆、一様に目を丸くしながら見ていたのが印象的でした。 <br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TMYFa0yubBI/AAAAAAAAD5Q/5U6wHeH60eY/s1600/IMG_2050.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://1.bp.blogspot.com/_DJmYOz4WwPs/TMYFa0yubBI/AAAAAAAAD5Q/5U6wHeH60eY/s320/IMG_2050.JPG" width="320" /></a></div>この後、私は荷物番でしたが、Fablabの工房であるマシン工房も見学されました。一通りMedia Labの見学を終え1時間強。大変有意義な見学となりました。 <br />
<br />
初めてMedia Lab.に来た日本財団のお二方、藤崎さんは目が点。特に藤崎さんの目がキラキラと輝きながら見ていたのが印象的でした。<br />
<br />
見学の模様は、CANPANプロジェクトの<a href="http://blog.canpan.info/cosmo/archive/254">町井さんのブログ</a>にも紹介されております。<br />
<br />
その後、1時間くらいで皆さんの自己紹介をし始めたら、これが皆さん面白い経歴をお持ちで盛り上がり、その後、日本の財団のあり方について議論をしました。<br />
どういう形が良いだろうか・・・<br />
あれやこれや・・・・<br />
まだまだ、ブレインストーミングの段階で今回は時間が来てしまいましたが、 何か面白そうなことが始まりそうな予感がしてなりません。これからの進展に注目です!!Yutaka Shikanohttp://www.blogger.com/profile/13370229179961326438noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-72820099578184253832010-10-28T00:25:00.000-07:002010-10-28T08:15:59.575-07:00「世界を変えるもの作り」(D-Lab@Keio)第五回今日の「世界を変えるもの作り」は、ロールプレーを行いました。<br /><br />先進国から途上国への技術移転をテーマに、学生は、政府、企業、投資家、大学教授、環境活動家などを演じ、途上国開発、技術移転の問題の複雑性、どの様なステークホルダーがいるか、それぞれがどのような利害関係を有しているか、そのような中でコンセンサスを取ることがいかに難しいかなどを学びました。<br /><br />現実から少し離れた設定に戸惑う(設計者へ批判が出る…?)場面があったり、役割になりきり自らのプレーしている役割の目指す方向へ向けて交渉を進める難しさを体験しつつ(簡単に自分の持っている情報を人に見せてしまったり、ロールプレーではなく、全体でのディスカッションのようになる場面もしばしば。)、最後には、<br /><br />途上国が弱すぎる<br />企業が強すぎる<br />競合企業が現実では存在するはず<br />大学教授、環境活動家などはどれくらい現実では発言力、影響力があるのか<br />投資家として外部からの情報整理と判断が難しかった<br /><br /><br />など積極的に感想、意見、フィードバックが上がりました。<br /><br />授業で取り扱う途上国開発、そこには多くのステークホルダーが存在し、全体でのコンセンサスを取るのは極めて難しく、また現実的な問題としていかに膨大な資金を集めるかという問題が出てくることもあるということ。<br /><br />さらに、これら途上国の問題解決を目指すには、決して国際機関、開発系の仕事につかねばならないわけではなく、多くの立場からこれらの問題に取り組めるということ、取り組まねばならないということを学んでもらえたでしょうか。Keihttp://www.blogger.com/profile/06529663598500172221noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-24631374425132129952010-10-27T13:45:00.000-07:002010-10-27T13:57:12.864-07:00Fablab Japan@東京デザイナーズウィーク遠藤です。<br />UTBと姉妹プロジェクトといっても過言でないFablabJapanの紹介です。MIT発のプロジェクトが日本に上陸して現在非常に注目を集めております。<br /><br />以下websiteより転載<br /><br /><span style="font-weight: bold; font-style: italic;">FabLabとは</span><br /><br /><span style="font-style: italic;">FabLab( ファブラボ ) とは、3次元プリンタやカッティングマシンなどの工作機械を備えた一般市民のためのオープンな工房と、その世界的なネットワークです。「Fab」には「Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」という2つの意味が込められています。</span><br /><br /><p style="font-style: italic;">MIT(マサチューセッツ工科大学)教授ニール・ガーシェンフェルドがその著書<a href="http://www.amazon.co.jp/FAB-Revolution-Desktop-Computers-Fabrication/dp/0465027458/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=english-books&qid=1274206259&sr=8-2" target="_blank">「Fab: The Coming Revolution on Your Desktop-from Personal Computers to Personal Fabrication 」</a>(日本語版:<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%E9%9D%A9%E5%91%BD-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A4%9C%E6%98%8E%E3%81%91-%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%89/dp/4797333146/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1274206304&sr=8-1-catcorr" target="_blank">「ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け」</a>) で実例を紹介して以来、現在までに30ヵ国以上で FabLab が立ち上がり、子供から専門家まで、DIWO(Do It With Others) の精神で連携しながら、自由にものづくりをする活動が始まっています。Fablabを愛好する人々は、Fablabber/Fablover(ファブラ バー)とも呼ばれています。</p> <p style="font-style: italic;">開かれた施設であるFabLabの目的は、教育、社会貢献、街づくり、ビジネス、町工場の再活性化から先端研究、芸術表現までさまざまです。近年は 特に、グローバルな情報共有と、ローカルな問題解決の両立が志向されており、それぞれのFabLabが国や地域の特徴を活かした、それぞれの状況にあった 独自の展開を始めています。</p><br />そのFablab Japanですが、今週末から始まる東京デザイナーズウィークにFabCafeなるものを出展することが決まっています。私遠藤も請謁ながらシンポジウムに参加させていただくことになっています。ものづくりの新しい形を提案していくこともさながら、アプリケーションとしてSee-DコンテストやUTBとも親和性の高いFablab Japanに今後も注目です。<a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="http://fablabjapan.org/tdw2010/"><img style="display: block; margin: 0px auto 10px; text-align: center; cursor: pointer; width: 386px; height: 333px;" src="http://fablabjapan.org/wp/wp-content/uploads/FabLabTDW1.png" alt="" border="0" /></a><br /><br /><h2>TOKYO DESIGNERS WEEK2010「くらしと環境のデザイン展」</h2> <p>会 期:10月29日(金)~11月3日(水・祝)<br />開場時間:11:00~22:00(最終日11:00~18:00)<br />会 場:明治神宮外苑 中央会場(〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町2-3)<br />アクセス:東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩8分<br /> 青山一丁目駅(地下鉄銀座線/半蔵門線/大江戸線):徒歩5分<br /> 外苑前駅(地下鉄銀座線):徒歩5分<br /> 国立競技場駅(地下鉄大江戸線):徒歩7分<br /> 信濃町駅(JR総武線・中央線):徒歩7分</p> <p>主 催:NPO法人デザインアソシエーション<br />後 援:経済産業省</p> <p>チケット:当日券 1回入場券:2000円(中学生以上)<br /> 前売券 1回入場券:1500円(中学生以上)<br /> <a href="http://www.tdwa.com/ticket.html" target="_blank">http://www.tdwa.com/ticket.html</a></p> <h2>シンポジウム「ソーシャル・メディアがもたらすオープンソース・デザインの可能性」</h2> <p>久保田晃弘 Akihiro Kubota (多摩美術大学 Tama Art University)<br />田中浩也 Hiroya Tanaka (慶應SFC/MIT)<br />遠藤謙 Ken Endo (MIT D-Lab)</p> <p>日時:2010年10月31日(日) 16:00〜19:30<br />場所:環境テント スーパースタジオ<br />概要:情報と物質、素材と加工、そしてつくることとつかうことが一体化したデザインの未来を、さまざまな観点から探ります。</p>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-33080749428783244402010-10-26T20:02:00.000-07:002010-10-27T10:59:20.525-07:00See-Dコンテスト最終発表会UTBの姉妹プロジェクト、<a href="http://www.see-d.jp/">See-Dコンテストの最終発表会</a>が10月23日にGRIPSで行われました。<br />See-Dとは今年の8月30日のキックオフイベントから始まった東ティモールの非電化地域をターゲットにしたデザインコンテストです。<br /><br />最終発表会の様子はこちらの<a href="http://www.ustream.tv/channel/see-d">ustreamでみることができます。</a><br /><br /><object classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000" id="utv962489" name="utv_n_830300" height="296" width="480"><param name="flashvars" value="loc=%2F&autoplay=false&vid=10364791&locale=ja_JP"><param name="allowfullscreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><param name="src" value="http://www.ustream.tv/flash/video/10364791?v3=1"><embed flashvars="loc=%2F&autoplay=false&vid=10364791&locale=ja_JP" allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always" id="utv962489" name="utv_n_830300" src="http://www.ustream.tv/flash/video/10364791?v3=1" type="application/x-shockwave-flash" height="296" width="480"></embed></object><br /><br />以下チーム名とプロジェクト名です。<br />The 男塾 Link Watt<br />充電ユニットを持つキックボード<br /><br />ティモレインジャー Rain Jar<br />雨水を生活用水などに使う為の貯水システム<br /><br />東景 Pumpy Ice<br />空気入れ8本をつかった非電化アイスづくり<br /><br />wanic inc. wanic kit<br />ヤシをつかった酒づくりキット<br /><br />Suny Side Garage Suny Side Go<br />Legoのようなおしゃれコンテナ<br /><br />Lorosae creative 簡単揚水ポンプ<br />誰でも作れる低コストの簡単揚水ポンプキット<br /><br />team テクノプロ KARI•KARI<br />電気を使わない印刷機<br /><br /><br />私遠藤は事前講評者だったので、事前に各チームの活動を一枚づつにまとめた資料をもらい、コメントを送っていました。その資料が実は情報量が少なく、正直どんなプロダクトがでてくるか不安でしかたありませんでした。その予想は見事に裏切られ、どのチームもすばらしい発表内容でした。フィールドトリップを経験したこともあり、どのチームも現地の人、材料、技術を意識したプロダクトを作っていました。なによりも、技術よりも実際に使う人にフォーカスしていることが伝わってきました。おそらく、ビジネス性を重視している方はその技術が何人の人を助けるのか、あるいはどれだけの経済効果を期待できるのかという数字を気にする方も多いかと思います。一方でSee-D参加者は、フィールドトリップで数日を過ごした村の人たちの生活を助けることをまずは考えていたと思います。D-labもそうですが、このようなボトムアップ型国際開発は1つの村から村へ連鎖的に広がっていくものです。D-labが伝えたかったのは、頭でっかちのビジネスや援助ではなく、こういったface to faceの対話だったで、こういった形のプレゼンが見れたのは感無量でした。See-Dのプロジェクトが今後どのように展開していくのが非常に楽しみです。<br /><br />ぜひ、お時間があればすべてのチームの発表をみてください。<br /><br />最後に、オーガナイザの皆さん、参加者のみなさん、本当におつかれさまでした。そしてこれからもがんばりましょう。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-13065937062483590812010-10-24T07:41:00.000-07:002010-10-26T13:27:43.043-07:00「世界を変えるもの作り」(D-Lab@Keio)第四回<a href="http://www.takemura.mech.keio.ac.jp/ThinkingOfWorld/">「世界を変えるもの作り」</a> TAの越田です。<br />
<br />
いよいよ慶應大学での「世界を変えるもの作り」も第四回目となりました。<br />
<br />
今回は、学生のみなさんに、これまで三回目の授業を通して感じたこと、学んだこと、そしてそれまで持っていた問題意識などを元に、これからこの授業を通して考えていきたい問題、実現したいことを発表してもらいました。<br />
<br />
ビジネスとしての継続性と森林伐採、子供の労働、煙による子供の病気などの問題の解決に着目し、"<a href="http://www.amazon.co.jp/Design-Other-90-Cynthia-Smith/dp/0910503974">Design for the Other 90%</a>"の畑から作る燃料の改良として、他の原料でもこのような炭を作れないかを模索する学生。<br />
<br />
交通事故が多い途上国において、いかに交通システムを改善するか。<br />
(しかし、交通事故が多いのは、道路の設計の問題か、信号などがないからなのかげ、現地人のモラルの問題なのかをもっと考える必要があるというするどい意見も。)<br />
<br />
神戸震災の経験を元に、当時、道路の崩壊などで救援物資が届かなかったことから、途上国でも同じような状況だと想像する学生。物流の重要性から、いかに途上国の物流、交通インフラを良くするかを考える。<br />
<br />
すでに広く用いられ始めている太陽光発電ランタン、これをさらに有効に幅広く使用するにはどうするべきか。<br />
(先生、学生からは、シリコン系のパネルは紫キャベツの色素で発電する、や、インドでは人の髪をパネルに挟んで発電する技術もある、などというアドバイスもあり、どのように太陽パネルを安価に途上国で生産できるかを考えるのも興味深い。)<br />
<br />
世界で10億人と言われるスラムの人口。そのスラムにおいて、大がかりな工事などをするのではなく、いかに伝染病予防などにもなる”衛生な”生活を実現するか。そして、そのような快適な生活を実現することで生活者のメンタリティー、ライフスタイルの改善にもつなげたいというアイデア。<br />
<br />
熱帯地域でかつエアコンなどを取り付ける余裕のない家庭において、いかに快適な生活を送れる家を安価に建築するか。日本で一番安い家を建てるのにも500万円かかる中、それをどこまで下げられるかを模索する学生。<br />
<br />
貧困を救うには教育が最も重要だと、前回の遠藤さんの講演を聞いて感じた学生。しかし途上国の多くの子供は労働に使われる時間が多く、教育に多くの時間を割けない現状もある。いかに労働環境、労働力を改善して、子供の労働時間を少しでも減らし教育に力を入れられないかを考える学生。<br />
<br />
キッチンで出る有害な煙による子供の病気なども多発している。しかし、煙辞退には虫よけなどの効果もあるという。いかにして、”有害でない”煙を出すか。そのためにはバイオガス(生き物の排泄物やゴミなどのガス)を利用できないかという考え。<br />
<br />
広大な地域に巨大な太陽光パネルを設置して、都市での発電に役立てられないか。<br />
(しかし、日本の商社など、世界の広大な地域に次々と太陽光パネルを設置する動きも既に存在する・・・)<br />
<br />
安全な水をいかに普及させるか。既にライフストローなども存在するが、いかに特別な樹脂などを使わずにそのような製品を作るかということを考える学生も。<br />
<br />
貧困国での衛生に着目し、医療費が高いせいでまともな医療を受けることができない人々が多くいるという現実。病気の検査キットなどを現地の素材を用いて製品化することはできないか。<br />
<br />
などなど、まだまだ学部1、2年生とは思えないような問題意識の高さと、そのような学年ならではの、斬新なアイデアが出てきました。<br />
また、学生どうしや先生、TAからも建設的な意見が加わり、議論は盛り上がり、よりリアリティーのあるアイデアに近づいていきそうな予感。<br />
<br />
さらに、多くの課題、アイデアはそれぞれ密接につながっており、またエネルギー、建築、輸送など連携して取り組めそうな課題もあり、個人個人で考えを進めるのではなく、全体として、問題意識を共有し、その解決のために知恵を絞り協力していく流れになっていくと面白いなと思いました。<br />
<br />
今学期終りまでに、学生たちがどれだけアイデアを現実的で深いものにできるかが楽しみです!Keihttp://www.blogger.com/profile/06529663598500172221noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-79935422387874355562010-10-18T21:29:00.000-07:002010-10-18T22:08:26.275-07:00Emerging Market Innovations遠藤です。<br />数日前、25周年を迎えた<a href="http://www.media.mit.edu/">MITメディアラボ</a>でスポンサー向けのイベントが開かれました。メディアラボでは毎年二回スポンサーをラボに迎えて、研究のアップデートやオープンハウスを行っています。今回のイベントは25周年ということもあり、いつもよりたくさんのスポンサーや卒業生がラボに集結しました。<br /><br />その初日のイベントの中で、<a href="http://d-lab.mit.edu/courses/development-ventures">D-labのDevelopment Venture</a>の講師をしている<a href="http://www.maximizingprogress.org/">Joost Bonsen</a>氏といっしょに「Emerging Market Innovations」という名前のワークショップを開きました。メディアラボといえば、未来志向の新しい技術を思い浮かべる方が多いでしょうが、このワークショップに部屋に入りきれない程の人が参加してくれました。<br /><br />ワークショップではEmerging Marketを<br /><br />• Growth Sectors ~ BRICs-Plus, the “Rest” of Us<br />• Beyond CSR ~ Markets Beyond Charity<br />• Predictive Microcosms ~ See Future First in Living Lab testbeds – e.g. M-Pesa/M-Commerce, Penny Diagnostics<br />• Reverse Innovation ~ From Developing to Global – e.g. Microfinance, WoundPump, Mobile Payments<br />• Ultra-Affordability ~ Unique Design Constraints<br />• Technology Leapfrogging ~ Crowd, Cloud, Mobile, Digital, Distributed, Flexible, and more…<br />• Leverage Brand & Assets ~ Intrapreneurial Opportunities for Established Firms<br /><br />のように定義し、さらにMedia labやD-labから誕生した以下のようなプロジェクトを紹介しました。<br /><ul><li><a href="http://dwplab.mit.edu/">Developing World Prosthetics</a></li><li><a href="http://web.media.mit.edu/%7Epamplona/NETRA/">NETRA</a></li><li><a href="http://www.assuredlabor.com/">Assured Labor</a></li><li><a href="http://clickdiagnostics.com/">Click Diagnostics</a></li><li><a href="http://txteagle.com/">txteagle</a></li><li><a href="http://www.peertransfer.com/">peertransfer</a></li><li>SULICO</li><li><a href="http://nextlab.mit.edu/spring2009/celedu/">Celedu</a></li><li><a href="http://globalcyclesolutions.com/">Global Cycle Solutions</a></li></ul>この日はAssured laborからSiddhartha Goyal氏、Click DiagnosticsからTing Shih氏を迎え、参加者を交えた激しい議論が続きました。その中でも参加者の一人が議題に挙げたビジネスモデルのプロテクションに関しては、さまざまな意見が飛び交いました。上記にあげたビジネスのほとんどがシンプルかつイノベーティブであるが、簡単にまねができる。しかし、モデルは単純だが、モデルを実行するためには現地のコネクションや信頼、製品やサービスの流通ルートなどは自分たちで切り開くものであり、こういったものは簡単に真似はできないといった返答をしたのはShihでした。<br /><br />ワークショップ後にはSiddharthaからAssured Laborのモデルについていろいろな話を聞きました。というのも僕の義足を展開するモデルには義足と同時に職を与え、その収入の一部から義足の原価を回収を考えているからです。Assured Laborはニカラグアでの事業をはじめており、我々もニカラグアでのプロジェクトを控えているので、今後の協業が期待できそうです。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-41026256508312065602010-10-14T05:53:00.000-07:002010-10-16T09:03:30.675-07:00「世界を変えるもの作り」(D-Lab@Keio)第三回「世界を変えるもの作り」(慶應・日吉)TAの越田です。<br />
<br />
第三回目のゲストスピーカーは、遠藤啓太さん(株式会社フジセキ代表取締役)です。<br />
<br />
遠藤さんは、慶應義塾大学理工学部機械工学科をご卒業後、アメリカへ渡られ、その後日本で広告代理店に勤務の後、現在は、(株)フジセキにて代表取締役として勤めておられます。<br />
<br />
そんな遠藤さんは、本業として、ガソリンの販売やガソリンスタンドの経営をする傍ら、日本青年会議所(JCI)で活動なさっています。<br />
<br />
本日は、そのJCIの活動として、ミャンマーサイクロン被災地での学校建設とアフリカでのマラリア撲滅運動の経験談をお話して頂きました。<br />
<br />
途上国とは何か?<br />
何が途上なのか?<br />
という問いかけから始まった授業。<br />
<br />
戦後の日本と現在のミャンマー、カンボジアなどとの比較。<br />
<br />
アフリカ原住民やミャンマーのお母さんでもみな携帯電話を持っているという現実。<br />
<br />
途上国への導入の後、遠藤さんは、JCIでの活動の実体験を通して、「なぜ、支援ができたのか?」「途上国支援に必要なことは何か?」をお話してくださいました。<br />
<br />
ミャンマーにおいては、サイクロン発生から学校建設着手まで、二年間に渡って、現地調査と募金活動を続けた。そして、建てるからには使ってもらえるものでなくてはならず、先生はちゃんといるか、親御さんは教育熱心か、現地で協力してくれる人はいるか・・・そのような観点から学校建設に最も適した場所を見つけ出しました。<br />
成功要因は、現地での協力者と先生を確保できたこと。<br />
<br />
続いて、アフリカでのマラリア撲滅活動について。<br />
世界で子供の労働が多い10の地域のうち9つはアフリカであることや、HIV感染率、出版数、教育に関する数字、そしてマラリア感染者の数などを学生と共有しました。<br />
マラリアの感染者は世界の人口の半分にあたる33億人にも上るという現実に驚く学生たち。<br />
そして、遠藤さんはそのようなマラリアのアフリカでの撲滅活動に際しては、多くの手段がある中、いかに現地の人にマラリアは問題だと思わせるかということを重視していたと仰っていました。<br />
<br />
途上国支援の成功要因、それは、<br />
・持続可能なシステム<br />
・目標達成のための最低コスト手段<br />
・メンテナンス不要<br />
・スポンサー獲得<br />
・国民への意識付け<br />
だと述べられました。<br />
<br />
<br />
授業最後には、学生からも、現地調査や募金などに関して積極的に質問も上がりました。<br />
失敗談も含めて、実体験を学生に披露してくだった遠藤さん。<br />
機械工学科を卒業して、経営者として活躍する傍ら、途上国開発に尽力される遠藤さんのバイタリティー溢れる姿から、学生たちも多くの可能性を感じ取ったのではないでしょうか。Keihttp://www.blogger.com/profile/06529663598500172221noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-8309528737919644542010-10-10T09:23:00.000-07:002010-10-13T13:07:12.129-07:00「世界を変えるもの作り」(D-Lab@Keio) 第二回越田です。<br />
慶應義塾大学でのD-Lab授業第二回の報告です。<br />
<br />
今回の授業は、MIT D-Labでも授業の導入などで扱われている世界の現状に関するクイズ形式で行われました。<br />
<br />
・一日1ドル以下で生活をする人は何パーセントか。<br />
<br />
・世界中でどれだけの人が安全な飲料水を手に入れられないか。<br />
<br />
・アメリカ、インド、メキシコ、ハイチで1000人あたり何台のPCが存在するか。<br />
<br />
・アメリカ、中国、ブラジル、ハイチで都市に住む人の割合はどれくらいでしょうか。<br />
<br />
などなど。<br />
<br />
全く考えたこともないような問題に頭を悩ませる学生たち。<br />
直感、想像、勘、ロジック、知識を駆使していろいろな問題に答えてもらいましたが、実際の世界の現状は学生たちの想像していたものと異なり驚く場面も。<br />
<br />
例えば・・・<br />
・レソトの平均寿命は1990年(57歳)に比べて、2006年ではHIV感染などが原因で35歳まで下がっているという事実。<br />
<br />
・5歳以下で死亡する子供の主な原因は、マラリア、衛生などよりも、燃料燃焼や換気不足(つまり簡単な技術、対策で対処可能なこと)による急性呼吸器感染症であること。<br />
<br />
・IT大国のイメージのインドでも、PCを保有している人は本当にわずかだけ(1000人あたり7台)。<br />
<br />
・ブラジルやメキシコでは、都市に人口が集中するも仕事がなく、都市がスラム化しているという現実。<br />
<br />
改めて、このような世界の現状について考えた学生たち。世界は自分たちが想像していたものと異なっていたか。途上国の現状は、自分たちが想像していたものとどのように違ったか。自分たちはどれだけ恵まれていたか。自分たちは世界のその現実にどのように貢献できるか。<br />
<br />
<br />
授業最後では、これからの途上国開発やBOPに関する説明。<br />
「援助」から「投資」へという世界の動き。<br />
先進国市場向けの技術開発、先進国内での消費、それによる経済成長というサイクルで回っていたものに、途上国での生産、消費が加わり、途上国も含めた経済成長を目指す動き。<br />
BOP(Bottom of Pyramid)ビジネスにより、ピラミッドはいつか逆ピラミッドになるのか?<br />
(学生からは、「逆ピラミッドにはならない。上と下が広がる鋳型のようになるはず」という意見も)<br />
<br />
そして、途上国における開発支援と女性の自立を目指した、ヤクルトのヤクルトレディに見られるような、日本企業の途上国開発への取り組みの紹介。<br />
<br />
株主利益を優先し、株価の上昇を目指す従来(欧米?)型の企業経営の限界が注目される現在、古来から商売とは「売り手」「買い手」「社会」の幸福につながるものでなくてはならない(近江商人)と考えてきた日本人がBOPビジネスのような新しい価値観が注目される時代に果たせる役割とは何か。<br />
<br />
世界の課題について改めて考え、その現実(のほんの一部)を知り、その中で日本人、日本企業が果たせる役割、可能性について学んだ90分でした。<br />
<br />
来週は、いよいよ実際に途上国で学校建設などを営む活度をしている、遠藤啓太氏の登場です!Keihttp://www.blogger.com/profile/06529663598500172221noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-74864669350096236222010-10-07T11:11:00.000-07:002010-10-07T11:15:51.152-07:00See-Dコンテスト第一部最終発表会10月23日に以前もこのブログで紹介したSee-Dコンテストの第一部の発表会が行われます。<br /><a href="http://see-d.jp/sympo1023.html">See-Dコンテストwebsite</a><br /><br />7/31のキックオフイベントから始まったSee-Dコンテストですが、参加者は東ティモールのフィールドトリップやさまざまなワークショップに参加し、すばらしいアイデアの実現のために一生懸命がんばっております。参加希望の方はsee-dのwebsiteから登録をおねがいいたします。<br /><br /><br /><table width="650"><tbody><tr><td style="padding: 10px;" valign="top">【日時】</td> <td style="padding: 10px;">10月23日13時~17時</td> </tr> <tr> <td style="padding: 10px;" valign="top">【場所】</td> <td style="padding: 10px;">政策研究大学院大学1階 想海樓ホール・会議室(アクセスは<a href="http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html">こちら</a>)</td> </tr> <tr> <td style="padding: 10px;" valign="top" width="150">【プログラム内容】</td> <td style="padding: 10px;">13:00開場<br />13:00~13:30 seeD参加チームの展示@会議室<br />13:30~15:30 seeD参加チームの発表@ホール<br />15:30~17:00 seeD参加チームの展示@会議室<br />17:00閉場<br /><br />※プログラム内容は調整のうえ、変更となる場合がございます</td> </tr> <tr> <td style="padding: 10px;" valign="top">【参加定員】</td> <td style="padding: 10px;">200名</td> </tr> <tr> <td style="padding: 10px;" valign="top">【参加費】</td> <td style="padding: 10px;">一般参加者:1千円<br />(WS参加者は無料)</td></tr></tbody></table>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-65543759588910114092010-09-30T21:24:00.000-07:002010-10-13T13:07:39.843-07:00D-Lab@慶應大学スタート!越田です。<br />
<br />
慶應大学で9月30日、いよいよD-Labライクな授業、「世界を変えるもの作り」(毎週木曜日3限、日吉キャンパスJ417)が講師:<a href="http://www.takemura.mech.keio.ac.jp/">竹村研治郎先生(機械工学科)</a>、TA:<a href="http://twitter.com/#%21/Kosh02">越田渓</a>でスタートしました!<br />
<br />
20名弱の少人数授業ですが、学生たちも<br />
・ものづくりに興味があったから<br />
・国際関係の仕事をしたいから<br />
・途上国開発に興味があり、将来途上国のために仕事をしたいから<br />
・世界の中の日本の現状を理解し、途上国に貢献したいから<br />
・デザインに興味があるから<br />
・関心を広げたいから<br />
・プレゼンスキル、ディスカッションスキルを磨きたいから<br />
と様々な目的意識を持って授業を履修していました。<br />
<br />
さらに、<a href="http://www.kmd.keio.ac.jp/">慶應メディアデザイン研究科(KMD)</a>の<a href="http://www.kmd.keio.ac.jp/jp/people/tokuhisa.php">徳久悟先生</a>、SFCの学生、矢上の学生も聴講に遥々聴講に来てくれました。<br />
<br />
自己紹介をして、なぜ理工学部に来たのか、なぜこの授業を履修したのか、将来何を成し遂げいのか・・・など各自の考えを共有してから、この授業の大きな4つのテーマ<br />
<br />
1.適正技術とは<br />
2.社会との関わり<br />
3.恵まれた者が果たすべき役割<br />
4.複数の価値観への理解<br />
<br />
について議論。<br />
<br />
竹村先生が議論をリードしつつ、初めは緊張していた学生たちも徐々に発言しだし・・・<br />
・適正技術:どういう人が使うか考えるべき。ローテク、ハイテクどちらがいいではなく、より適している方を活用すべき。<br />
・経済、お金とか一つの価値観しかないのは恐いこと。<br />
さらに・・・<br />
・社会貢献と自己満足の違いは?どうやって相手に貢献していると言えるのか?迷惑かも?将来の幸せにはつながらないかも。<br />
というクリティカルな疑問も。<br />
ある学生は、<br />
・提供だけして、使うかどうかは相手に判断させればいいのでは?<br />
また別の学生、<br />
・しかし、提供する時の情報、説明はどうするか?本当に相手が理解して判断していると言えるか・・・<br />
<a href="http://see-d.jp/">See-D Contest</a>にて東ティモールでの現地調査の経験もあるKMDの徳久先生は、<br />
・いかに現地に入って、現地のことを理解するかが大事。一方的に与えるのではなく、何に関心を持っているかを理解すること。<br />
<br />
議論の後は、竹村先生より、適正技術と義足の例。<br />
<a href="http://www.media.mit.edu/">MIT Media Lab</a>の<a href="http://www.media.mit.edu/research/groups/biomechatronics">Biorobotics group</a>のハイテク義足と同じくMITの<a href="http://d-lab.mit.edu/courses/developing-world-prosthetics">D-Lab Developing World Prosthesis</a>の途上国向けローテク義足を比較し、適正な技術とは何かを学生に問う。<br />
<br />
最後に学生からは、<br />
・技術の選択以前に、最低限必要な生活や安全を保障することが大事<br />
・西洋的なものを提供することが本当に彼らに合うのか。何を本当に欲しがっているかを考えることが大切<br />
・支援という時点で上から目線。学校を作るにしろ、その後の教員、授業が大切。持続的に考えなければならない。<br />
・せっかく先進国が持っている技術を、途上国に活かすのが、技術を専門としている人の義務<br />
・途上国の生活レベルを上げて、先進国のものを買ってもらおうとするのであれば、それも結局は先進国の都合に過ぎない<br />
・こちらから技術を与えるだけでなく、向こうの人にも先進国に来てもらい、教育、研修をすることが大切<br />
・日本人よりもアフリカの人の方が幸せ度が高いという話を昨日聞いた・・・<br />
など多くの意見、感想が上がりました。<br />
<br />
学生たちは、ものづくりのさらなる可能性に気付いたでしょうか?途上国に対する理解が少しでも深まったでしょうか?途上国開発の難しさを学んだでしょうか?MITという最先端の技術を扱う人たちが、広い視野を持って新たな事に取り組んでいる現状から何か刺激を受けたでしょうか?<br />
<br />
内向きになっていると言われる日本、元気がないと言われる日本の学生。<br />
しかし、学部1、2年生からこれだけ世界に向けて問題意識を持ち、(確かにシャイで発言は少ないかもしれませんが)きちんと自分の意見を持ち、発言する姿を見て、日本の若者がこれからこれらの分野でどう世界に貢献していくかワクワクしてきました。<br />
来週の授業もさらに盛り上がるはず!<br />
<br />
動きだし始めたばかりの、日本の大学での新たな試みですが、これからも応援宜しくお願いいたします!<br />
<br />
写真や動画も随時アップ予定!Keihttp://www.blogger.com/profile/06529663598500172221noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-52940652104168107632010-09-24T19:15:00.000-07:002010-09-27T20:10:23.246-07:00International Development Fair遠藤です。<br />今日MITでInternational Development Fairが行われました。<br /><br />このイベントは年に一回、新入生や在学生向けにMITにどのようなプロジェクトがあるのかを紹介するためのものです。僕の所属するD-labのスタッフも自分たちが開発したプロダクトをテーブルに並べ、道行く人を呼び込んで説明をしていました。学生が興味あるプロジェクトに参加したり、自分でもっている場合は相談をしたりと、このイベントの中でさまざまなコラボが生まれるのです。<br /><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg39-etFQaTf-x75KUDwHrJOUVqskPS0_ZOEk3UhcAoIiI0Qvhlq4Pp-6cCsll8tiABG9ixFxKy1ejZ_Y-ORyClW4Z0e3C5L_04KVv95vxL4zBMv-sIcvmCaVdxpCqg_tXgYaG8-v7VDT96/s640/IMG_3182.JPG"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg39-etFQaTf-x75KUDwHrJOUVqskPS0_ZOEk3UhcAoIiI0Qvhlq4Pp-6cCsll8tiABG9ixFxKy1ejZ_Y-ORyClW4Z0e3C5L_04KVv95vxL4zBMv-sIcvmCaVdxpCqg_tXgYaG8-v7VDT96/s640/IMG_3182.JPG" alt="" border="0" /></a><br />Stata Center のMain Streetにて<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrJ2i3tfv4cqfZ1b3X9aWcvFsQTbehkcPGrjcjMSkqRBm1h5XX9I1GNk0W-VyxF09UYxADQnRFKfxJQBumHtvyHU0YJX-FGiZPYp6g8Hj5QzmzpYI5Hdt1X4j-62T_sfS82YiHwUMDBoWW/s640/IMG_3185.JPG"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrJ2i3tfv4cqfZ1b3X9aWcvFsQTbehkcPGrjcjMSkqRBm1h5XX9I1GNk0W-VyxF09UYxADQnRFKfxJQBumHtvyHU0YJX-FGiZPYp6g8Hj5QzmzpYI5Hdt1X4j-62T_sfS82YiHwUMDBoWW/s640/IMG_3185.JPG" alt="" border="0" /></a>D-labとスタッフNathan<br /><br /></div><div style="text-align: center;"><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgu7wuclMG-UujxIZ45RxkpRHMeRe_uguL6bNaVIQHiH-XWuVge3QLQRVBir4D_f9Uy6v0WRyezZG7jKRAXAXzcVe6LRpS5QAjZuA_y-zT353LI2fZ7pqYd56QMuG8PxPD_7_4J7u5mE2co/s640/IMG_3180.JPG"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgu7wuclMG-UujxIZ45RxkpRHMeRe_uguL6bNaVIQHiH-XWuVge3QLQRVBir4D_f9Uy6v0WRyezZG7jKRAXAXzcVe6LRpS5QAjZuA_y-zT353LI2fZ7pqYd56QMuG8PxPD_7_4J7u5mE2co/s640/IMG_3180.JPG" alt="" border="0" /></a>D-lab Developing World ProstheticsとGlobal Poverty Initiative(遅れてきたため相席)<br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitFLlpoNXfYyY-6HIjVKUTT3KSKrcgzd_oxh_bGx24-OxR_KMr94mRmuv0IINbp2KfydYB9JAj6SA5fsFo9Il8lr8k9bQqZV-ulbdPL1JqX9367sUKoxjddm_FM8ZtrRGuzsY-KqRrwiwL/s640/IMG_3186.JPG"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitFLlpoNXfYyY-6HIjVKUTT3KSKrcgzd_oxh_bGx24-OxR_KMr94mRmuv0IINbp2KfydYB9JAj6SA5fsFo9Il8lr8k9bQqZV-ulbdPL1JqX9367sUKoxjddm_FM8ZtrRGuzsY-KqRrwiwL/s640/IMG_3186.JPG" alt="" border="0" /></a>D-lab Health (IIH)とJose<br /></div><br /><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4J8rlS8JWC4oRPI39a3kJMstcusl6uvT73GXvOxrwlpne64sxyONdituG4lRFDTAAxFLT8OkC0Raq6fUnZbpAbTw_pkaKSbiHyPLocHhOR9YKwb4PA0FmM4kpawZTAqpxJKCEaUcGZk97/s640/IMG_3179.JPG"><img style="margin: 0px auto 10px; display: block; text-align: center; cursor: pointer; width: 320px; height: 240px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4J8rlS8JWC4oRPI39a3kJMstcusl6uvT73GXvOxrwlpne64sxyONdituG4lRFDTAAxFLT8OkC0Raq6fUnZbpAbTw_pkaKSbiHyPLocHhOR9YKwb4PA0FmM4kpawZTAqpxJKCEaUcGZk97/s640/IMG_3179.JPG" alt="" border="0" /></a>FablabとKeith</div><br /><br />ほかにもたくさんのプロジェクトの展示がありました。以下に今回このイベントに参加したグループの名前とリンクを書いておきます。大学の組織、学生のグループ、ベンチャー、NPOごっちゃになっていますが、どれもMITでは有名なものばかりです。<br /><br />-<a href="http://www.povertyactionlab.org/">Abdul Latif Jameel Poverty Action Lab</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/sloanafrica/">African Business Club</a><br />-<a href="http://www.aidboston.org/">Association for India's Development at MIT</a><br />-<a href="http://aiti.mit.edu/">Africa Information Technology Initiative</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/amnesty/www/">Amnesty International </a><br />-<a href="http://www.ashanet.org/mit/">Asha for Education</a><br />-Aspire<br />-<a href="http://web.mit.edu/cbbs/">Center for Bilingual/Bicultural Studies</a><br />-<a href="http://cdi.mit.edu/">China Development Initiative</a><br />-<a href="http://www.communitywatersolutions.org/">Community Water Solutions</a><br />-Department of Urban Studies and Planning -International Development Group<br />-<a href="http://dwplab.mit.edu/">D-lab Development World Prosthetics</a><br />-<a href="http://d-lab.mit.edu/">D-lab</a><br />-<a href="http://www.emergeglobal.org/">Emerge Global</a><br />-<a href="http://ewb.mit.edu/">Engineers Without Borders</a><br />-<a href="http://fab.cba.mit.edu/">Fablab</a><br />-<a href="http://food-ag.mit.edu/">Food/Ag Group</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/fll/www/">Foreign Languages and Literatures Section</a><br />-<a href="http://geospatial.mit.edu/">Geospatial Data Center</a><br />-<a href="http://actionlearning.mit.edu/g-lab/">G-lab</a><br />-<a href="http://globalcyclesolutions.com/">Global Cycle Solutions</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/geo/">Global Education Office</a><br />-<a href="http://gpi.mit.edu/">Global Poverty Initiative(GPI)</a><br />-H2O-1B<br />-<a href="http://web.mit.edu/idc/thevision/ourteam.html">International Development Consultants(IDC)</a><br />-<a href="http://iddsummit.org/">International Development Design Summit</a>(IDDS)<br />-<a href="http://mitpsc.mit.edu/globalchallenge/">IDEAS Global Challenge</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/idi/index.shtml">International Development Initiative(IDI)</a><br />-<a href="http://ihouse.scripts.mit.edu/iHouse//">iHouse</a><br />-<a href="http://iih.mit.edu/">Innovations in International Health(IIH)</a><br />-<a href="http://komaza.org/">Komaza</a><br />-<a href="http://legatum.mit.edu/">Legatum Center for Development and Entrepreneurship</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/invent/a-student.html">$30,000 Lemelson-MIT Student Prize</a><br />-<a href="http://mlab.mit.edu/lfc.php">Leveraged Freedom Chair</a><br />-<a href="http://www.mit100k.org/">MIT $100K Businnes Plan Competition</a><br />-<a href="http://mlab.mit.edu/">Mobility Lab(M-Lab)</a><br />-<a href="http://www.oneearthdesigns.org/">One Earth Designs</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/mitpsc/">Public Service Center(PSC)</a><br />-<a href="http://kenyasanergy.blogspot.com/">Sanergy</a><br />-<a href="http://www.sealnetonline.org/">SEALNet</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/sigus/www/NEW/index.html">Special Interest Group in Urban Settlement(SIGUS)</a><br />-<a href="http://seid.scripts.mit.edu/w/">Sloan Entrepreneurs for International Development</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/spurs/www/hhh/">SPURS/Humphreys Fellows</a><br />-<a href="http://www.studentsforbhopal.org/">Students for Bhopal</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/tac/">Technology and Culture Forum</a><br />-<a href="http://web.mit.edu/mit-tdp/index.html">Technology and Development Program</a>Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-62653461183937822862010-09-21T21:54:00.000-07:002010-09-21T22:24:53.836-07:00See-Dコンテスト D-labワークショップ遠藤です。<br />もう先週のことになりますが、数日間日本に帰りSee-Dコンテストのワークショップを9/11と12の2日間担当させていただきました。<br /><br /><a href="http://www.see-D.jp">See-Dコンテスト</a>とは、東ティモールで必要となる技術開発のプロセスを参加者に体験させるためのワークショップのシリーズで、今回行ったのは参加者が1週間のフィールドトリップのあと、体験してきたものを他のメンバーと共有し、現地に必要とされるプロダクトのアイデアを出すまです。私自身、D-labの中ではアイデアだしは講師たちの間で行い、学生には有る程度具体的なプロジェクトを与えるので、今回のワークショップはアイデア出しをチームに任せるというある意味参加者を崖につきおとすくらいチャレンジングなことなのです。<br /><br />MITのD-labでは1セメスターを丸々つかってものづくりを行うのに対し、今回のワークショップは2日間で情報共有とアイデア出しを行うというとてもタイトなものでした。今回はD-labのというよりは、<a href="http://iddsummit.org/">IDDS</a>のマテリアルをSee-D用に改造しながら、なおかつ心地よい環境づくりに気を使いました。また、環境作りには現在メディアラボの<a href="http://llk.media.mit.edu/">Lifelong Kindergarden</a>にて客員研究員をしていらっしゃる、同志社女子大の<a href="http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/07/post_1538.html">上田信行先生</a>にアドバイスをいただきました。今回の2日間のワークショップの様子はいつもの<a href="http://www.infoguild.jp/infoGuild/home.html">神戸芸工大の曽和先生のチーム</a>がリアルタイムビデオにまとめてくださいました。<br /><br /><div style="text-align: center;"><object height="192" width="320"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/QJDfqcWlXOQ?fs=1&hl=ja_JP"><param name="allowFullScreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><embed src="http://www.youtube.com/v/QJDfqcWlXOQ?fs=1&hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" height="192" width="320"></embed></object><br /></div><br /><br />日本の製造業では難しい、ゼロからの人間中心ものづくりが、しかもいろいろな職種の人たちが集まって行われている状況をみて、ただ単純にうれしく思いました。おそらくこれから出来上がるであろうものは、メーカが販売しているプロダクトに比べたら質も完成度も劣るものでしょうが、現地の人のことを考えて作られるプロダクトはこれからのものづくりの形に大きな石を投じることになると信じています。そして、このような動きに大学も乗り遅れてはいけないと思います。私はD-labのようなマインドを日本の大学、とくに工学系の学科に導入することにより、新しいものづくりのプロセスにも柔軟に対応できる人材を排出できるような基盤を作りたいと思っています。今後ともどうかよろしくお願い致します。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-37207056385348492962010-09-12T22:54:00.000-07:002010-09-12T22:58:12.910-07:00国連フォーラム 私の提言こんにちは、Support Staffの東工大/MITの鹿野です。現在、私はMITにてまったく異分野のことを研究しているものですが、この活動に共感し以前からお手伝いさせていただいております。<br />
<br />
しばらくぶりのblogの更新ですが、少しずつでも前に進めていこうと思い、私も筆をとることにしました。 <br />
<br />
さて、皆様にご報告が遅くなってしまいましたが、<a href="http://www.unforum.org/teigen/28/bbs.php">国連フォーラム「私の提言」の第28回の記事</a>を我らがメンバーの遠藤、土谷、陸が担当させていただきました。適正技術教育の歴史から適正技術教育の現状までカバーし、皆さんも記事を是非、読んでいただき、何か新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?<br />
<br />
我らがメンバーもそれぞれの目標に向かい、日々、活動を続けている次第です。例えば、黒川清先生のブログなどでも紹介されています(<a href="http://www.kiyoshikurokawa.com/jp/2010/09/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AE%E5%A3%B0%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%86%B1%E3%81%84%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E4%BC%9A%E5%90%88.html">記事</a>、<a href="http://www.kiyoshikurokawa.com/en/2010/09/meeting-of-enthusiastic-youths-who-heard-their-inner-voice-and-jumped-on-to-action.html">英訳記事</a>)。Yutaka Shikanohttp://www.blogger.com/profile/13370229179961326438noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-9164217718611868442010-08-31T09:49:00.000-07:002010-09-21T14:30:58.454-07:003フォーラム合同・夏のオフ会in東京<a href="http://www.devforum.jp/" target="_blank">ワシントンDC開発フォーラム</a>、<a href="http://homepage3.nifty.com/clubjpo/" target="_blank">Club JPO</a>と<a href="http://www.unforum.org/index.html" target="_blank">国連フォーラム</a>合同で2010年8月1日(日)東京広尾のJICA地球ひろばにて、第7回目の合同・東京オフ会が開催されました。前回の参加者数を超える約210名が参加され、大変な盛況ぶりでした。<br /><br />私遠藤はいろいろとお誘いはいただいたのですが、残念ながら私用により参加はできませんでした。しかし、UTBからは新井がパネリストとして、陸がモデレータとして第一部のパネルディスカッションに参加しました。当日の様子は<a href="http://www.unforum.org/offkai/BOP1008.html">こちら</a>からみることができます。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8789065882003839493.post-26862685978954967732010-08-27T11:20:00.000-07:002010-08-27T11:30:40.200-07:00メンバーの陸を中心に、現在日本で行われているSee-D Innovation Workshopの第二回のワークショップが8/21に行われました。応募数90名弱の中から選ばれた参加者が初めて集まり、デザイン思考や人間中心デザインとフィールドトリップのためのRRA調査についての講習やエクササイズを受けました。そのときの様子が<a href="http://see-d.jp/821.html">こちらに載っております</a>。<br /><br /><object width="320" height="192"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/Xra6Ot6RoDE?fs=1&hl=en_US"><param name="allowFullScreen" value="true"><param name="allowscriptaccess" value="always"><embed src="http://www.youtube.com/v/Xra6Ot6RoDE?fs=1&hl=en_US" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="320" height="192"></embed></object><br /><br />参加者たちは、東ティモールへのトリップを経験したあと、再び9/11,12に集まり、フィールドトリップで集めた情報の共有やアイデアだしを行います。そのワークショップをMIT D-labの講師陣が担当することになっております。いまから楽しみです。Ken Endohttp://www.blogger.com/profile/13343200588158045549noreply@blogger.com0