Monday, February 8, 2010

自己紹介・ブルーノ

はじめまして、日本側メンバーのBruno(ブルーノ)こと原口拓郎です。
現在は筑波大学工学基礎学類に所属している4年生です。
今年の4月からは東京工業大学大学院国際開発工学専攻に進学して、
水処理の研究をする予定です。

まず、初めに私がなぜ途上国開発に興味を持ったのかという点からお話させてもらいます。
私が途上国開発に興味を持ったのは大学3年生の冬というほぼ1年ちょっと前のことです。 それまでは、私はエンジニアに漠然と興味を持っていましたが、具体的に将来何をしたいのか全く分からず学生生活を送っていました。 そんな時、大学の体育で仲良くなった国際総合学類のY君がアフリカに半年間ボランティアに行くという噂を聞き、当時休学してボランティアに行くことに疑問を感じていた私はY君にボランティアに行く理由を聞くことにしました。

彼には夢がありました。
将来途上国を救いたい。
それを実現するために、国際開発について勉強できる筑波大学国際総合学類を選んだ。
「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ。授業や本では学べない途上国の現状を実際に肌で感じたい。そのために俺はアフリカに行く。」
彼はそう言いました。

私は、生まれて初めて友達を心の底から尊敬しました。
こんなに将来のことを考え、その目標を達成するために行動している。
私は一気に彼に惹きつけられました。 それと同時に彼をそこまでして突き動かしているモノは何だろうという疑問が出てきました。

それから1週間後、amazonから貧困国の現状が描かれた本が3冊届きました。
それから半年後、私は東京工業大学大学院国際開発工学専攻を受ました。
それから1年後、私は技術を通して途上国に貢献できるように活動しています。



次に、なぜD-Labに興味を持ったのかという点に関してお話しさせてもらいます。
キッカケは「世界を変えるデザイン DESIGN FOR THE OTHER 90%」という本に出会ったことです。この本を通して初めてD-Labがどのような活動をやっているのかを知りました。 途上国の人びとのニーズを真剣に考え、その現地に合った技術を開発し、その技術を通して持続可能な開発を目指す。 これこそ、科学技術の発展のあるべき1つの形ではないかと強く感じました。

日本では、科学技術の発展=最先端技術の発展 という考え方があります。
それは、1つに教育の問題に原因があるのではないかと思います。 そこで、私はこのD-Labを通して適正技術も科学技術の発展であるということを伝え、少しでも 多くの学生に途上国について自分たちが貢献できることについて考えてもらいたいと思っています。

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