遠藤です。
先日MITのIDEAS competitionの結果が発表されました。我々のプロジェクトは残念ながら無冠に終わりましたが、受賞したプロジェクトはさすがに完成度が高いものばかりで、すでに起業したものも少なくありませんでした。
IDEAS competitionで受賞されたプロジェクトはここで見ることができます。
以前紹介したperfectsightも受賞されています。
この中で最も大きな賞を受賞したのがKonbitとよばれるプロジェクトです。このプロジェクトはメディアラボのクラスの中から生まれたもので、ハイチの地震の後の復興を支援するためのサービスです。このサイトでは、現地の人々のがどのようなスキルをもっているかを登録することができ、それをみた赤十字のような国際NGOが復興のための人材確保に使うことができるようになっています。
またD-lab Healthから生まれたDeNovoMeterは、血糖値を安価に手軽に計測できる紙を発明しました。インシュリンを投与している糖尿病の患者は毎回血糖値を計測しなければなりません。そのときにインシュリンの量は血糖値によって変える必要があるからです。万が一インシュリンの量を間違えると死に至る危険性もあるのです。まだまだプルーフコンセプトのものしか見れませんでしたが、将来性が評価されたのだと思います。
ほかにもおもしろいプロジェクトはたくさんありましたが、評価基準が年々変わってきたような気がします。当初はアイデアのプロトタイプを重視していましたが、最近ではプロトタイプの作り込みよりも、100Kのようにビジネスプランをよく練る必要があるように感じます。これはスポンサーの意向や、ジャッジする人がビジネス出身の人が多いからだという説明を最近聞きました。来年参加予定の方、ぜひ参考にしてみてください。
Tuesday, May 25, 2010
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment