Thursday, January 20, 2011

BMVSSのfitting camp

遠藤です。
現在BMVSSのNew Delhiのクリニックにいます。

今回のインドの訪問では、はじめてfitting campに参加することになりました。BMVSSはインドに16個のクリニックがあり、そこに毎日数百にもの患者が訪れます。一方で足に障害を抱える人の多くは田舎の地域に住んでいるので、都市部にあるクリニックにくることが難しいのです。そのためにJaipurfootでは義肢や装具を作成する工作機械を田舎に持っていって出前クリニックを行うのです。それがfitting campと言われています。

そうはいってもすべての工作機械を持ち出すことは無理なので、様々なサイズのJaipurfootや装具の部品をあらかじめクリニックで作っておき、現地では患者の体にあわせて組み立てる作業が中心となっています。

今回のfitting campはNew Delhiから1時間ほど車で北上したDelhiとPUの州境にある場所で行われれました。fitting campは2日行われましたが、200人ほどの患者が義肢や装具を作ってもらっていました。

患者の半分以上は脊椎損傷や脳性麻痺で、足が動かないか異常に動いてしまうために装具をつけて安定させるリハビリを行っていました。こういった症状の患者は継続的なリハビリが必要となるため、2日間のcampだけではフォローアップができないとのことです。この問題は装具だけではなく、義足もJaipurfootは1年程度で壊れてしまうので、継続的なメンテナンスが必要となるのです。campで人を救うことはすばらしい活動ですが、次から次へと課題が増えるので悩みはつきないそうです。




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fitting campではプーリと呼ばれるナンをあげたようなものと、カレーが患者に配られていました。技術者やぼくもいっしょになって食べました。おいしかったです。

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