Friday, December 10, 2010

The Boston Pledge Annual Conferene

遠藤です。
先日Tuft Universityで行われたThe Boston PledgeのAnnual Conferenceに参加してきました。The Boston Pledgeとはボストン界隈の自主的な社会活動を支援するインキュベータ。Entrepreneurship Springboard ProgramやRural Enterprise Developmentといったイニシアティブがあるようですが、今回参加イベントは年に一回行われる決起会(?)のようなイベントでした。

このイベントの情報は国際開発系のメーリングリストに流れてたものです。以前Tuftで行われたイベントの時にお会いしたGosh先生が、実はこのThe Boston Pledgeのfounderということを初めて知りました。Gosh先生は以前マキンゼーでパートナーをされていた方で、現在はTuftで教鞭をとっており、またD-labの学生がお世話になっているMITのLegatum Centerでもメンターをされている方です。



"Pay it forward
Harnessing the Micro-movements in an Era of Economic Turbulence"
と題して始まったこのイベントは、Micro-mentoring, Micro-finance, Micro-ventureの3つのボトムアップアクションをMicro-movementと定義し、これらの分野で活躍するローカルの人を結びつけることを目的としているそうです。

今回忙しい中参加した一番の目的はMillemium Development Goalで有名なJeffrey Suchs教授に会えると思ったから。残念ながらSuchs教授はアフリカにいらっしゃるとのことでビデオでの出演でした。映像がYoutubeにアップされていました。


Suchs教授の話は、MDGについて、Millenium Villageの進捗について、参加者へのメッセージがあっただけで、個人的にはあまり新しい話はありませんでした。

Millenium Villageとは、KenyaのSauriやEthiopiaのKoraroのようなアフリカのいくつかの村をピックアップし、MDG達成ののために5年のスパンの中で、農業の技術支援や医療•教育機関などを提供して、村の住民が貧困層から抜け出させるためイニシアティブです。国際機関でありながら、従来の国際開発とは異なり、ボトムアップかつ現地の人主導の問題解決のアプローチを特色とし、このプロセスが他の地域でも適用できることも売りにしています。

参加者へのメッセージの中には、「Millenium Villageに興味があれば連絡をくれ」というようなことをおっしゃっていましたが、本当に直接コンタクトをとって返事がくるのでしょうか。いい義足プロジェクトのアイデアがまとまったらメールでも送ってみようと思いました。

ほかにもいろいろなスピーカーがいらっしゃいましたが、Jeffrey Suchs教授に会えなかったのが残念すぎて、あまり頭に残りませんでした。また、Harnessing the micro-movementsとあったのに、参加者のほとんどがTuftの学生というのが残念です。Gosh先生とも直接話す機会がちょっとだけありましたが、ぜひMITのD-labとのコラボが生まれるようなイベントができたらと思いました。

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