Monday, December 13, 2010

How to make (almost) anything最終発表会

遠藤です。
今日、FabLabで有名なNeil Gershenfeld教授が教える授業、How to make (almost) anythingの最終発表会がありました。

How to to make (almost) anythingとは、その名の通りあらゆものを作るために、Media labのマシンショプの中の機械や加工機をの使い方を学び、最終的にはじぶんの好きなものを実際に作る授業です。

ぼくが個人的に気に入ったものをいくつか紹介します。

まずはMatt BlackshawのCube。一見ただの木箱ですが、光ります。個人的にLEDの光をうまくつかった作品が好きで自分でも何個か作品を作ったことがありますが、木の板の表面が光るという感覚がいままでになかったので、非常に新鮮でした。光がきれいに見えるように、LEDが配置されている部分をドリルで薄くしてあります。





つぎにぼくが作った途上国向けの義肢装具プロジェクトで一緒に授業を来年から教えるDavid SengehのSoil Battery. Soil-based Microbial Fuel Cellと同じ原理のものをhands-onで作って実験をしたといっていました。彼はmedia labに唯一のアフリカ出身(シエラレオネ)の学生です。
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今回非常にきれいに仕上げたなーと感心してしまった作品がAdam Setapanの電子チェロ。



彼のwebsiteを見てもわかる通り、細部まできれいに仕上げており、見せることをしっかり考えて設計しているという印象でした。本体からのぞく携帯の画面もいい感じです。まだ完成はしていないらしく、弓の部分に加速度系がついていて、音のエフェクトをコントロールするのにつかったり、磁石のピックアップもまだつけていないらしい(いまはピエゾだけで音を拾っている)ので、今後の広がりも期待できそうです。

そして忘れてはいけないのがFablabJapan田中浩也先生



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実はこの前日に電話があり、ウォータージェットを手伝ってほしいといわれて見に行くと、疲れきった田中先生が「数時間前にやっとうごいたんだよー」といってこのFabturtleを見せてくださいました。全方位に動く亀ロボット(?)をつかって紙の上を動かせて絵を描かせるというようなデモをされていました。これを使えばどんなに大きな絵も紙に書くことができるし、ドリルやカッターを装着させれば、描くだけでなく、紙や段ボールをきったり穴をあけたりすることもできるようになるとか。


最後に田中先生にインタビューをしました。3日間寝ていないらしく、若干しどろもどろですが、その顔からは達成感と満足感が伝わってきました。本当におつかれさまでした。



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