まずは、MIT-kneeの打ち合わせ。BMVSSの創設者、D.R.Mehtaに会うなりいきなり「MIT-kneeはまだできないのか?」と突っ込まれてしまいました。彼らはStanford-kneeを既にJaipurでは配り始めており、MITからの早く実用に堪えうる試作品がほしいと言われました。現状では、テスト段階ではあるものの、New Delhiでの打ち合わせのときにいろいろな改善すべき点があったので、また再設計が必要となりました。今年の夏までにはちゃんとしたものを作りたいです。。
D.R.Mehta自らクリニックを案内してもらった。そのあとマックのVegiバーガーを一緒にたべました。
MIT-knee。New DelhiではExo-kneeとよばれている。一方でJaipurでは、Stanford-kneeとのツートップとして期待されていて、MIT-kneeとよばれている。正式名称はどうなるんでしょうかね。
そして、義肢装具のためのデザインショップ設置の話。これはFablabのようなものをイメージしていたのですが、先方はモックや初期のプロトタイプよりももう少し製品に近いものを作るための加工機をイメージしていたので、Fablabでできあがるものに対して、少し不満をもっていました。おそらく、金属加工ができない点やCNCがない点など、いまの彼らの義足を作るためにアウトソーシングしているものたちを自分たちでもできるようにしたい様子。それも大事ですが、初期のプロトタイプから自分たちで作り上げる環境とMITと同じ環境を持つことのの重要さを強調し、なんとか折り合いをつける努力をしています。まだまだ落としどころがみえませんが、今後の動向が楽しみです。
最後にD-labの授業の打ち合わせ。今年も春学期にD−labの授業の一つとして、義肢装具技術の授業、Developing World Prosthetics(DWP)がはじまります。そこで学生に与えるプロジェクトの打ち合わせや、学生にJaipurfootを紹介するビデオを撮影しました。
以下に授業ですでに使った、あるいはこれから使うムービーをいくつか紹介します。
Dr. Pooja SandeepanによるJaipurfootの紹介
Mr. Sanjeev Kumar
Dr. Poojaによる患者の紹介。
HDPE(High Density PolyEthylene)のソケットづくり。バキュームをつかわず、手作業で成形している。
歩行のリハビリ。
Jaipurfoot工房。
さて、今年はどんなプロジェクトをしようか悩みどころです。。。
はじめまして、
ReplyDelete先日「夢の扉」を見て以来、遠藤さんにあこがれている
機械工学部志望の高1です。
遠藤さんのことを調べさせていただくうちに
このサイトにたどり着きました。
先進国だけでなく、世界中の人のためという技術の次の段階のあり方をすでに実行されているUTBさんや、D-labのことなどを知って、とても感激しました。僕も中学ロボコンなどの経験から、沢山の制限のなかでいいものを作るのが大変でも面白いだろうなと思いました。
ほかにも書きたいのですが、迷惑になってはいけないので今回コメントさせていただいた本題に入りますと、
僕は今将来の進路についてとても悩んでいるのですが、
相談に乗っていただけないでしょうか?
もしよろしければ、
linkin8@mail.goo.ne.jp
までメールをいただけたらとてもうれしいです。
どうぞ、よろしくお願いします